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18話 ページ18

【実弥side】

んで、なんで俺は甘味処にいる?
いや、別に来たくて来たわけじゃねえ。適当に街をブラブラして帰ろうと思えば強引なババアに見つかり連れられ、もてなされた。

話を聞けば昔、殊卷に助けて貰った事があるらしい。なら殊卷に奉仕しろやと思ったことはすんなりと口から零れた。

それを聞いたババアは少し悲しそうな顔をして受け取って貰えないんだと言った。何かをしようとすればすんなりとはぐらかされ帰ってしまうのだと。

でもどうしても助けて貰ったお礼をしたかったババアは殊卷に聞いたらしい。「私はあなたにお礼をしたい。どうしたらいいですか?」それを聞いた殊卷は少し悲しそうな笑みを浮かべながら俺のことを話したと言う。


『緑がかった銀髪の目付き、顔付きが悪い弟子がいるんです。街には滅多に降りてこないけれど、もし降りてきた時には何かしてやってください。アイツは何時も修行に明け暮れているから時には休ませないと』

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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年9月15日 19時

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