ボクが育てる【鬼滅の刃】【不死川実弥】 (ページ15)

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15話ページ15

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「初な実弥君。君にはそろそろ日輪刀をあげようか」
「……ほっとけや…」

私の裸体を見て取り乱したことを思い出したのだろう。実弥は手で顔を隠した。

あの時は面白かった。実弥の作った煮物は火が通ってなくて硬かったし、私の顔をまともに見れなかったものだ。まさかあれだけ初だとは思わなかった。

あの時の自分を思い出してワナワナと震えている実弥に日輪刀を渡す。日輪刀を持った実弥は「…漸くか」と小さく呟いた。

「暇な時は常に素振りだ。木刀でも良かったんだけどね。木刀と日輪刀の重さは違うから」
「おう」
「重さに慣れてきたらボクと手合わせしていこうか」

そう言ったら実弥は嬉しそうに顔を輝かせる。どうやらボクと戦って見たかったようだ。

「日頃の積み重ねが大事だからね。サボろうなんて考えちゃダメだよ」
「だれがンなもん考えるかよ」

鬼に強い憎しみを持っている君だ。サボることはしないだろうと思っている。