つい拾ってしまいました【鬼滅の刃】【キメツ学園】 (ページ5)

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かくかくしかじかページ5

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「じゃあどうしたんだい？その子は」

かなこさんは聞いてきた。まあ、気になるよねと思いながら「この子にも色々とあって私が育てることになったんですよ」と言った。

かなこさんは「そうかい」と笑って「私も昔は子育てしてたからね。何かあったら言いなよ」と言ってくれた。

かなこさんは頭はイッちゃっているけど優しい人なのだ。時々、話すの面倒になるけど。

「ありがとうございます。助かります」

薬を手渡しながら言うと「頑張るんだよ」と言って帰って行った。程なくして天元が帰ってくる。

「派手にただいま」
「あうあー！」

天元の声に反応するように伊之助が声を出した。天元は私の所まで来ると「おう、伊之助！」と伊之助に話しかける。

「天元」

伊之助と遊んでいた天元だが、私の声にビクリと肩を震わせた。

「や、休み時間！派手に休み時間だったんだ！！」

どうやら私がどうして怒っているか分かっているらしい。言い訳をし始めた。

「悲鳴嶼さんに聞けば分かるから！！」
「だからといって学校で使っちゃダメでしょうが！」

ゴツンと拳骨を落とせば「結局、殴られるのかよ…」と小さく呟いた。

「天元、しばらく伊之助の面倒見てやって」
「おう任せとけ」

手が疲れたので、天元に伊之助を任せる。天元は近くにあった椅子をこっちに持ってくると伊之助を受け取った。