【文スト】幹部様からの愛が重すぎて圧死しそうです。【中原中也】

３２、愛が重すぎて圧死しそう ページ34

・中也side






女ってのはブランドの服とか靴とか好きなもんだと思ってたが、


Aは違うらしい。




さっきからぼーとしてるだけで、服には興味がなさそうだ。


そんなあいつの目に止まっていたのが淡い青色のワンピース。




少しばかり肌を見せるかもしれないが、

似合うだろうな。



そう思い、試着させると＿＿







想像以上に綺麗だった。







淡い色のドレスが真っ白な彼奴の肌をより一層輝かせる。

程よく胸元が強調され、色香が漂う。


その辺の男なや一発で見惚れるだろう。






「似合ってんじゃねぇか」




そういうと恥ずかしそうに頬を赤く染める。





愛おしい。


愛おしい、A。俺だけのA。





その真っ白な肌に俺だけの印をつけて、


他の人間の目の届かないところへ閉じ込めたい。






でも、まだその時期ではない。




もっとAが俺に溺れて、俺を強くて求めるようにしなければ。


そうしなければ、此奴は離れていつまでしまう。





これはもう純粋な恋なんかじゃない＿＿。









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