【文スト】幹部様からの愛が重すぎて圧死しそうです。【中原中也】

３１、愛が重すぎて圧死しそう ページ33

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中「これと、これ。あとあの服も。」



中「こいつに似合う服全部。」




店「かしこまりました。」





いや、買いすぎ。

お金持ちだからってそれはねぇーわ。






現在いる場所はいつもなら絶対に入らないブランド店。


お手頃な値段…な訳もなく、全てが高すぎて硬直中です。はい。






「…中也。そんなに服はいりません。」



中「要らなくても、しまったけばいいだろ。」






いや、邪魔だろ。

絶対着ないし、パーカーとかスウェットとか、

そんなんでいいでしょ。





中「なんか好きな服あったら言えよ。」




なんでも買ってやる、って


イケメンかよ。もうほんと、イケメンかよ(二度目)




ちらり、と周りを見渡しても明らかに高そうな服ばかり。




森さんはいつもゴスロリみたしな服しか買って来なかったし。


姐さんは呉服屋の着物だったし、


中也はブランドだし、


ポートマフィア幹部の金銭感覚おかしすぎでしょ。





ため息を吐きながら、ブラブラと店内を回る。





あ、このワンピース可愛い。




手に取ったのは淡い青色の大人っぽいワンピース。

丈が少し長めで、膝が普通に隠れる。




いつのまにか私の横に来ていた中也が言う。





中「似合いそうだな、手前に。」


「そうですかね…て、買わなくていいです！！」




財布を出すな！！しまえ！！！





中「遠慮すんな。」


「してません！！！！」





いいから、着てみろよ。と中也に言われ


抵抗も虚しく店員さんに試着室に連れていかれる。




「(うわー…絶対着ないよ、こんな服。)」




着てみて分かったけど、結構胸元を強調するし、肩が少し出る。


なんて、いうか、うん。色っぽい。




中「着れたか？」



「え、ちょ、ちょっと待ってください。」



こんな格好見せられない。

無理。てか、うしろのチャック全部しめれてない。




中「…似合ってんじゃねぇか。」

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