26、愛が重すぎて圧死しそう ページ29
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中也が横に転がる。
そうすると自動的に、見つめあう形で抱き合う。
顔が近い。恥ずかしい。
半壊してる家で何やってるんだろ。
中「今日は首領に休みをもらった。」
「そうなんですか。」
中「だから、デェトしようと思ってお前のとこ来たんだよ。」
いや、早すぎ。
今、朝の四時だから。自重して。
てか、デェトって家半壊してるから。
無理ですし。
眠たいですし。
おすし。←
「…少しだけ、眠っていいですか。」
眠たすぎて、頭が回らない。
もう、全部全部太宰のせいだ。
私の瞼は限界で、こくり、こくりとしながら
返事を聞かず、夢の中へ_____
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寝やがった。
無防備に俺の腕の中で寝る彼女にちょっとした悪戯心が湧いたが、
瞼の上にキスをするだけで、終えておいた。
中「起きたら、覚えとけよ。」
昨日の夜、太宰とAの会話を思い出す。
Aは気付いてないと思うけど、盗聴器をいくつか仕掛けておいた。
だから、太宰との会話は全部把握している。
Aが泣き出した時は、殴り込もうと思ったが
ぐっ、と踏みとどまった俺は少し大人だと思う。
その後の展開は良かった。
あの太宰が女に振られるところを聞けるなんて
思ってもなかったぜ。
Aは俺だけのものだ。
太宰にも、誰にも渡さない。
今、愛らしい顔で眠る彼女が俺に依存して
俺なしでは生きていられないような体に
深い、深い、この沼の底に
お前も落ちてこいよ。
「…A」
俺はさらりと彼女の頭を撫でた。
ーーーーーーーー
中也さん…もっと病んでほしい((((
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うぎゃ - このお話大好きです!更新待ってます! (2022年10月21日 6時) (レス) id: b3f1cd4664 (このIDを非表示/違反報告)
Ylixe(プロフ) - 更新待ってます! (2021年8月28日 23時) (レス) id: e810b4e196 (このIDを非表示/違反報告)
充電器 - お疲れ様です。 (2021年7月12日 14時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 中也も太宰さんもカッコいい。読んでてヤバイヤバイ思ってました。頑張って下さい (2020年3月8日 22時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - すごい中也がかっこいいです!!この作品めっちゃ大好きです!!!!これから頑張ってください!!応援してます!! (2020年2月12日 19時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:少女A | 作成日時:2019年6月22日 17時