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私にとってその後に訪れたクリスマスも初詣もお正月も。
どれもこの後に控えた私にとっての一世一度くらいの日に向けて、ピカピカに自分を磨いて、それで
-話、聞いてくれますか？-
の文字を送信した。
すぐに返って来た文章に、場所と日付を指定して送信すると、少しだけ間が空いて、了解と来たからこれで全ては整った。
そして、その日は今日のこと。
ちょっとだけ。
いつもよりきっちりメイクして。
新しい服に袖を通して。
少しだけ高めのヒールを履いて。
信ちゃんの好みは旅館のおかみだなんてことは聞いたけど、着物なんて持ってないし、着付けとかも出来るわけもないから、自分なりに整えた。
後悔だけはしないように。
早めにお店についてドキドキする気持ちをおさえながら、約束の時間が来るのを待つことが1番緊張してしまいどんどん顔が俯いて、息をすることさえ苦しくなって、逃げ出して、遠くから眺める日に戻れたら楽になれるのになんて考えが頭を巡った頃、
「また、洒落た店、よう知ってるなぁ」
ぐるりと辺りを見渡して、私の向かいに腰を下ろす声と気配で顔を上げて、少しだけ目を細めたのは店内のライトが眩しかったことと、私服の信ちゃんにトキメイテしまったから。
いつもはスーツ姿だけれど、今日は休みだったから普段の信ちゃんを垣間見て、好きの気持ちが溢れそうで。
出かかった好きの言葉を慌てて飲み込んだ。
まだ伝えてはいけない想いを隠すように頼むのはカシスソーダ。
甘いカシスにクラクラして、信ちゃんが魅力的だからカクテルに言葉を乗せる。
空になって、次に頼むのはスクリュードライバー。
一口目でクラッとアルコールが回るのがわかるけれど、そのまま口をつけながら、信ちゃんと話をする。
たわいもないことを話してたけど、
「たつとはどうなった？」
急に降ってきた大倉くんとの話。
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蒼 - 物語読みました。 毎年こうやって作品を書いているの凄いですね(*^^*) (2020年7月2日 21時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - またまた続けてのコメントですみません...。 これ正しくはなにかあることをではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 11(Side girl)おまけのここの部分 なにがあることを期待しているわけじゃないけれど、少しでも綺麗にしたい、なりたいと思うのは女心で。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 8のここの部分 驚くくらいナンパな言葉が朝から漏れて、周りの人が振り返ったけどもう気になんてせん。 これ正しくは振り返ったけどもう気にならへんではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 7のここの部分 鏡の中に寝起きて情けない自分の顔があって、今日もいける…と意気込んだつもりやけど映るのはいつもよりも凹んだ自分の顔。 これ正しくは鏡の中に寝起きで情けない自分のではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2020年1月26日 0時
