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まだ全然準備もしてへん。
ただの夢のままやから。
チラリと出てきた臆病な俺。
有言実行にできたらカッコええんやろうけど、まだまだそんな自信はないから夢やと抱いて過ごしてて。
やけど、そのままやったらなにもなかったことになりそうやなという思いが湧いてくるから、
「あんな、笑わへん？」
前置きをひとついれてから、
「夢、やねん」
『うん？』
「店、やりたいねん。
昼はカフェで、夜はバーみたいなそんな店」
初めて自分の夢を口にした。
店をやりたいなんて夢みたいな話、笑われるかなと思って俯いて話したことやけど、
『たーくんなら、、、人気店になりそうだな…。
開店したら1番に行って、それで常連になってもいい？』
思っていたのとは違う反応で。
しかも人気店になりそうとか背中を押す言葉に顔を上げると、そこには柔らかく笑ったAさんが居て、
『コーヒーも美味しいし。
ご飯も美味しいもん。
頑張って』
「お、、、おん」
もう引き下がれない。
進むだけやと決意する。
『あ、もう、こんな時間っ』
話しながら食べていたせいなのか、案外時間が過ぎていて。
『明日も朝からやらなきゃいけないことが山積みだよ』
と泣きそうなAさんに、
「後のことは俺が全部やるから、早よ寝てな」
任せろと言って片付ける。
夢やと思っていたことにも向き合ってみると、ぼんやりとしていたことがクリアになってきて。
メニューにこんなのがあったらええかなとか、こんなドリンクが欲しいなとか。
構想がたくさん湧いてくるから、忘れないように慌ててスマホにメモをし始める。
そうすると1人の時間も案外楽しめるようになっていて。
悶々と過ごすだけやなくて、ノートを買ってきては時間を見つけてそれに書き込んでいくということをしていたらあっという間やった。
半分くらい書き込まれたノート。
まだまだわからんことだらけやからどれも夢みたいやけど、それでも目に見えるような形で表せることは楽しかった。
そして、
『やっと、終わった、、、』
ぐったりした様子でAさんが姿を見せたのは、あれから5日目のことで。
俺がここにいる日は、あと4日やと気がついた。
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蒼 - 物語読みました。 毎年こうやって作品を書いているの凄いですね(*^^*) (2020年7月2日 21時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - またまた続けてのコメントですみません...。 これ正しくはなにかあることをではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 11(Side girl)おまけのここの部分 なにがあることを期待しているわけじゃないけれど、少しでも綺麗にしたい、なりたいと思うのは女心で。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 8のここの部分 驚くくらいナンパな言葉が朝から漏れて、周りの人が振り返ったけどもう気になんてせん。 これ正しくは振り返ったけどもう気にならへんではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 7のここの部分 鏡の中に寝起きて情けない自分の顔があって、今日もいける…と意気込んだつもりやけど映るのはいつもよりも凹んだ自分の顔。 これ正しくは鏡の中に寝起きで情けない自分のではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2020年1月26日 0時
