9(Side girl) ページ32
休みの日の初日。
お天気も良くて、お散歩日和という言葉がぴったり合いそう。
商店街をぶらぶらと覗いても良いかな。
、、、と普段なら思えるような陽気なのに、今日は、
『ち、、、近い…』
「あー、ごめん」
私の横にぴたりと並んで歩くたーくんがいる。
それだけで周りの目がなんだか怖いし、強い。
こんな風に男の人と歩くことなんてほぼなかった私には、この体験は初めてと言っても過言ではなくて、もう、ただ怖さを避けるために、ただ俯いて歩くしかなくなった。
「で、これはどっち？」
頭上から声が聞こえて、ハッとして。
反射的に声の方に顔を向けると、それはそれで困った顔をするたーくんがいる。
『あ、えっと、、、』
私と並んで歩くことが嫌なのかな、、、不意にそんな考えが浮かぶから、本当は商店街をぶらりとしたかったという考えをしまってスーパーにしようと、
『右…かな』
スーパーへ向かう方を教えるのに、
「でも、これ、左に行ったら商店街あるやん」
ここだとまだ見えないはずの商店街というワードが響く。
『えっ？なんで、知って、、、』
その手にはスマホが握られていて、
「俺の先生に聞きながら歩いてたし。
気付いてへんかったのはAさんやし。
普段、商店街なんて行かへんから、そっち行こ？」
な？
と言われたら、拒否なんてできるわけない。
『う…ん』
「はい、決まり」
私の道案内なんて最初から必要なかったんじゃない？なんて事は言えるわけもなくて。
それでもそばを離れないようにスピードを合わせて歩いてくれるから、どんどんと気持ちが近付く感じがしてきて、
「なんかこの素朴な感じの商店街もええなぁ」
テレビで出るような大きな商店街ではないし、人もまばらだけど。
横顔がキラキラしているから、どうやらここはたーくんのお気に入りになったようだ。
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蒼 - 物語読みました。 毎年こうやって作品を書いているの凄いですね(*^^*) (2020年7月2日 21時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - またまた続けてのコメントですみません...。 これ正しくはなにかあることをではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 11(Side girl)おまけのここの部分 なにがあることを期待しているわけじゃないけれど、少しでも綺麗にしたい、なりたいと思うのは女心で。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 8のここの部分 驚くくらいナンパな言葉が朝から漏れて、周りの人が振り返ったけどもう気になんてせん。 これ正しくは振り返ったけどもう気にならへんではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 7のここの部分 鏡の中に寝起きて情けない自分の顔があって、今日もいける…と意気込んだつもりやけど映るのはいつもよりも凹んだ自分の顔。 これ正しくは鏡の中に寝起きで情けない自分のではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2020年1月26日 0時
