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安「誰でもええってことはないやろー？
ほんまは誰なん？」
俺が身体を起こすから、ヤスは上目遣いで俺を見上げるような状態になって、これはただの可愛い子やで？
男の俺にする顔やないなと思いながら見ないようにするのに、
安「よこちょ、顔、真っ赤やで」
きゅっと口角が上がっては、悪戯な顔がチラリと見える。
これはもう告白するしかない状況で、
「昼、、、」
安「今日はなににする？
あ、定食のあの店の日替わりがオススメなんやけど」
と、昼はヤスと一緒に過ごすことが決定された。
そうなると時間はあっという間に過ぎていて、
安「よこちょ、行くでー」
弾んだ声が聞こえてきて、早々にヤスに連れ出されて。
エレベーターに乗るも緊張する暇もなくて、止まった階も気にせずにヤスの話声に耳を傾けていたから、何気なく見た扉の先に、
「、、、あ…」
安「ん？」
このタイミングでこんなことって、なんでやと思うのは全て顔に出てたらしく、
安「あ〜、そういうことなぁ」
妙に勘のいいヤスにはすぐにバレてもうたみたいや。
そのあとは、
安「で？
なにでそうなったん？」
と斬り込まれて、ポツリポツリと口を開く俺の話を、うんうんと聞きながら定食のフライにかぶりついて。
そして、俺が食べ終わってもまだもぐもぐとしながらも、
安「それ、ただのすれ違っただけの人やん」
とその通りやけど1番見ないことにしてたことを投げてから、
安「ごちそうさんでした〜」
満腹からか幸せそうな顔を俺に向けてくる。
安「で、どうしたいん？」
「そりゃ、、、」
そこまで言って口籠る。
どうしたいんやろ？
俺はあの人に会って、どうしたいと思ってる？
ただなんとなく気になって。
あの日の感じが忘れられなくて。
この気持ちが何かわかってるのに、そこに気付かないフリをして、それで俺はなにをしたい？
安「そーんなに困った顔せんでよ。
別にな、よこちょがどんな気持ちでもええと思ってるし、そういうことになったらなったで応援もする。
ただ、何かしらの切っ掛けは自分で掴まな、進展はせんし、なにもないままで過ぎてしまうよ？」
ヤスが言うことはもっともで、なにもせんとただの同じビルで働く人ってだけになる。
じゃあどうしたら、、、？
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蒼 - 物語読みました。 毎年こうやって作品を書いているの凄いですね(*^^*) (2020年7月2日 21時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - またまた続けてのコメントですみません...。 これ正しくはなにかあることをではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 11(Side girl)おまけのここの部分 なにがあることを期待しているわけじゃないけれど、少しでも綺麗にしたい、なりたいと思うのは女心で。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 8のここの部分 驚くくらいナンパな言葉が朝から漏れて、周りの人が振り返ったけどもう気になんてせん。 これ正しくは振り返ったけどもう気にならへんではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 7のここの部分 鏡の中に寝起きて情けない自分の顔があって、今日もいける…と意気込んだつもりやけど映るのはいつもよりも凹んだ自分の顔。 これ正しくは鏡の中に寝起きで情けない自分のではないんでしょうか？ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2020年1月26日 0時
