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大「にしても、ほんまにぶつからんままで、陰から見守ってるとかなんて、絶対にわからへんからな。
ぶつかったってわかるかどうかのレベルの人間やん?
そんな人を好きになったんやから、それなりに覚悟も必要やって」
『…はい』
大倉くんとは同期で、なんとなくの飲み友だち。
それ以上でもそれ以下でもなくて、私よりも大人な考えを持っているから、下手な人に相談するよりも良いことが返ってくるし、なんとなく同い年なのに兄のように思ってしまう。
それでも恋愛感情にならなかったのは、常に周りに女の人がいて、女の影があって、本人も余裕な顔してるから怖くてそんな気にもならなかった。
それなのに私の誘いはこうして付き合ってくれるのだから、一度、
『私に構うのはどうして?』
と酔った勢いで聞いた時、
大「面白そうやからに決まってるやん?」
その一言で一蹴された。
それに、
大「信ちゃんのこと、遠くから見てるの 見るの面白いで?
話しかけられたら、笑えるくらいテンパるしな」
と酒の肴とでも言わんばかりに笑われて、隠していた気持ちも読み取られてしまっていては、もう
『大倉先輩、ご教授ください』
なんて深々と頭を下げていた。
大「ま、近々飲み会でもするかぁ」
大きく伸びをして、それからすぐに飲み会の日程が決まって、私の想い人で、大倉くんの先輩の信ちゃんと会えたのは半年ちょっと前の雨の日。
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蒼 - 物語読みました。 毎年こうやって作品を書いているの凄いですね(*^^*) (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - またまた続けてのコメントですみません...。 これ正しくはなにかあることをではないんでしょうか? (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 11(Side girl)おまけのここの部分 なにがあることを期待しているわけじゃないけれど、少しでも綺麗にしたい、なりたいと思うのは女心で。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 8のここの部分 驚くくらいナンパな言葉が朝から漏れて、周りの人が振り返ったけどもう気になんてせん。 これ正しくは振り返ったけどもう気にならへんではないんでしょうか? (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 7のここの部分 鏡の中に寝起きて情けない自分の顔があって、今日もいける…と意気込んだつもりやけど映るのはいつもよりも凹んだ自分の顔。 これ正しくは鏡の中に寝起きで情けない自分のではないんでしょうか? (2020年7月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華絢 | 作成日時:2020年1月26日 0時