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『…そろそろ…』
どれくらいそうしていたのかはもうわからへん。
けど周りの空気や、キャストの動きで、ここから、夢から現実に戻る時間が近いことを伝えてくるから、
「帰りたくない…な」
『また来たいな』
今のことを考える俺と、未来のことを言うA。
真逆の状況がうまく噛み合わない歯車のようで、それすらも楽しめる俺の余裕は口元に現れて、思わずニヤリと笑ってしまう。
『ずるいなぁ…』
「ん？」
『余裕な顔してるから…』
バレるよなぁなんて思いつつも、そんなことないと言う俺に、
『亮くんみたいな余裕が欲しい』
急に真顔でそんなことを言うから、
「…アホやな。
必死に余裕な顔してるんやで？
やって、そうせな、恥ずいやん。
ずっとこの先も、Aと居ると楽しいことがダダ漏れそうになるから、結構必死に余裕ぶってるだけやで？」
思わずポロリと出る本音に驚いた顔しては、
『全然知らなかったし、わからなかった…。
…役者…だね』
「そりゃ、Aの前では、まだカッコつけたいんやって」
これは今も昔も変わらないこと。
まぁ、正面向いて言われへんのは…言えるわけないやろ？そんな事。
クスッと笑い声が聞こえてきて、可愛いなんて言ったのは聞こえへんふりをする。
「帰りたくないんやけど、帰るか」
『そう…だね』
名残惜しいとはこういうこと。
この空間からも…ちゃうな。
Aとこのまま外に出て、別々に帰ることが嫌やねん。
まだ一緒に居りたいとか、離れたくないとか。
そんな感情に流されてもええやろ？
ここから近くのところ、まぁ、面倒な手続きとか要らんところに車を滑らせて、改めて2人きりになって。
狭い部屋でもつれるように抱き合って求め合って。
1日遊んだ疲れもあるのに、それ以上の心地良い疲労感に襲われて同時に意識を失って。
目が覚めた時にはステイの時間ギリギリで、2人で飛び起きたことは良い思い出に変わるはず。
『…すっぴん恥ずかしい』
と俯くところも、なのに繋いだ手は離さないで、寧ろ昨日よりもキュッと力がこもるところも愛おしい。
「家まで送る」
そう言う俺の顔を驚いて見てから、
『掃除してから出てくればよかった』
なんて言いながらも拒否することもなく、順調にAの家へ向かっていくと、
『寄っていく？』
と途中聞かれるからNOを言う理由なんてなく、2人並んで部屋の前。
せやけど、ここで
『…鍵がない…』
ピンチは俺やなくて、Aの方にやったみたいやわ。
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華絢(プロフ) - ひ み ささん» ありがとうございます♪ ネタ探しで思いついたパターンでしたが、あり得ない解決方法とかかなり強引に終わらせた感が否めませんwww (2019年5月3日 8時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お疲れ様＆ありがとうございました(*^^*) なかなか変わった趣向で面白かったです♪ (2019年5月3日 6時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 若かりし頃的な(笑´・艸・) もう、ただ亮ちゃんとでぇとしたいだけの願望がぁぁぁ♪ (2019年4月23日 12時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 亮ちゃんが純だ！すごい、こっちが恥ずかしくなる(//∇//) (2019年4月23日 9時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» よこよこさんが動かない(ΦωΦ)！！ クリアするのも諦めてますがwww どうしますかねぇ、あの2人は(〃ω〃) (2019年4月3日 19時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年2月28日 11時
