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『ん？』
さっきと同じようで、やけどなんとなく違うキミの返事。
「ゲームの世界で気がついたことあるんやけど。
その…あの場で、Aちゃんの手を取るのは僕がええって。
手を取って駆け出したんやけど、そうやなくて、
まだしてへん、誓いの言葉やったりキスをするのは、
僕じゃあかん？」
『…それ…』
「あ、あとな、、、」
そこまで言ってから、周りの好奇の目に気が付いた。
「あ、その…」
一気に体が熱くなって、汗もどばっと吹き出した。
せやけど、ここで話を止めてしまったら、
きっと後悔しか残らへんし、
「…今、ここから連れ去る…で？」
今度は僕が。
僕からキミの手を取って。
思い切り立ち上がらせたから、布団が大きく捲れ上がる。
あの時みたいにドラマみたいな景色でもないし、
花も舞ったりしてへんし、
ドレスが大きく波打つとかもないんやけど。
僕は少しでもキミのHEROになれるかな。
駆け出す必要なんて全くあれへんけど、
なんとなく、ただなんとなく。
ふたり、同時に走り出したのは、
『…楽し』
「略奪した気分になるわ」
『私はフリーだし、略奪なんて言わないのに』
「…え」
『それに』
僕の両頬を包まれて、
「！？」
『…。
…誓いのキスをする時まで、
キスのお預けは嫌だなって思って』
「そんなわけ…ないやん」
今度は僕の手でキミを引き寄せる。
ここが外だとか、横を通り過ぎる人が居るとか、今はもう関係あらへん。
僕だけしか見えへんようにするために、こうして何度も触れ合って。
何度触れたらそう出来るのかわからへんから、また繰り返す。
そして思い出した１つのこと。
「あ、せや…」
『ん？』
この距離での返事に改めてドキリとしつつ、
「ドライヤーのな…」
『うん』
「ドライヤーの正しい使い方…
僕が、そのAちゃんにしてもええ？」
-だから-
キミの…Aちゃんの手を引いて。
歩き出すのはキラキラと明るいライトの元へ。
ステンドグラスの下でのキスはまだ少し先やけど、
今は、これから、この先のことを…
-ぐぅ-
『コンビニ、寄ってからにする？(笑)』
僕のお腹は、どんな時も空っぽみたいやけど、
「先に味わいたいのはAちゃんやから…」
お腹の虫にはしばらく我慢してもらって、
僕はええことしようと思います。
〜Fin〜
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華絢(プロフ) - ひ み ささん» ありがとうございます♪ ネタ探しで思いついたパターンでしたが、あり得ない解決方法とかかなり強引に終わらせた感が否めませんwww (2019年5月3日 8時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お疲れ様＆ありがとうございました(*^^*) なかなか変わった趣向で面白かったです♪ (2019年5月3日 6時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 若かりし頃的な(笑´・艸・) もう、ただ亮ちゃんとでぇとしたいだけの願望がぁぁぁ♪ (2019年4月23日 12時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 亮ちゃんが純だ！すごい、こっちが恥ずかしくなる(//∇//) (2019年4月23日 9時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» よこよこさんが動かない(ΦωΦ)！！ クリアするのも諦めてますがwww どうしますかねぇ、あの2人は(〃ω〃) (2019年4月3日 19時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年2月28日 11時
