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どちらもそんな確認みたいなのをするわけでもなくて、曖昧な関係を続けてすぎる数週間。
そういや、絢華を抱き始めてからCloveRには行ってなかったなと思いながらも、なんとなく気持ちは絢華に持っていかれとる状態でAに会うのも気が引けて、店の近くまで行ったのに足が重くなって後ずさる。
今日はもう真っ直ぐ帰るかと決意した時、
絢華「信五？」
絢華が後ろから声を掛けてきた。
「帰りか？」
住む家が同じでも、身体を重ねても。
知らないことはまだまだある。
絢華「うん、そう。
ちょっとね。こっちに用事があって」
「そうか。帰るか？」
絢華「帰るよ？」
この日、この時。
絢華が俺の横に並んで、外では初めてその指が俺の指に絡まった。
「…」
身体から始まる関係やってある。
絢華「…いや？」
絡まる指を離そうとするから、
「んなわけ…ないやろ」
絢華「よかった…」
この時点で、俺らはきっと彼氏彼女の関係にのし上がったと思う。
言葉はなくても、この流れはそういうもんやと思ってた。
この日の夜。
平日やのに肌を重ねて、そして、
絢華「信五…好き」
なんて言われて舞い上がってたのは間違いない。
せやけど、そんなことがあってから少し経った時。
久々のフットサル。
絢華はなんや用事があるとかで来てへんから俺だけで来た時に、
美彩「ねぇ、村上、絢華と付き合ってるの？」
フットサル仲間の美彩に話しかけられて、固まったのは俺。
「だ…誰から聞いたんや！？」
美彩「誰にも？
ただなんとなく。女の…勘？」
「…なんやねん、それ」
美彩「別に私には関係ないけど。
村上…気をつけなよ？」
何が言いたいのかさっぱりわからんまま美彩が遠ざかる。
「なんのことや」
もやもやした気持ちが湧き上がってくるから、スマホ出して通話を押す。
数度、コール音がしても繋がらない電話。
「…なんやねん」
ポケットにスマホをねじ込んで、
「この後はパスや」
飲み会もパスして家に帰る。
誰も居らん部屋。
ぼーっと部屋を見渡して考える。
好きやって言われてそれを信じたのはあかんのか？
絢華のことを信じてへんわけちゃう。
せやけど、見ないようにしとった部分がないわけではない。
靄のかかる気持ちをクリアにしたいと思ってここで待つことにしてみたのに、その日、絢華はこの部屋には帰ってこんかった。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
