14-Girls Side- ページ16
安「いらっしゃーい」
別に村上さんに言われたから来たわけじゃない。
定期的に来てるから、その来る日がたまたま水曜日になっただけだから。
会いたいとか、そんなんじゃ…ない。
安「早かったなぁ」
『そうかな？』
なんて誤魔化すのに、きっと全部お見通し。
安「気のせいか」
『そう、気のせい』
そっか。
ってふんわり笑うから、私もつられて同じように微笑み返す。
安「カウンターがええ？それともテーブルがええ？」
『どっちが良いと思い…ます？』
安「ボクやったらテーブルやけど？」
『そうですよね…でもな』
村上さんと無言にならず、尚且つ自然に話せるかな。
飲み友達の枠を越えずにいられる自分への制御装置は大丈夫かな。
安「ボクも居るし、ま、いざという時にはなんとかするから。
それに噂をすれば」
「イケるか？」
村上さんがお店の扉を開けた。
安「いらっしゃーい♪
もちろんイケるで？どこでもどーぞ」
それじゃあ
と呟く声が聞こえて、だけどそれ以上に私の心臓の音がうるさくて、全身が心臓になったかもと思うくらいバクバクしてる真っ最中、
実は村上さんが入ってきた時に反射的に隅に隠れてしまっていたから彼からは私が居るのが見えていなかったようで、
「うわっ！ 居たんか！？」
飛び跳ねるくらい驚いて、そのトーンがなんだか明るく聞こえたから、懐かしい気持ちになる。
だって、前はいつもこんな調子でがはがは笑ってて、なんにも気にしないという風で。
それで私にも笑いかけてくるから、自然と視線が持っていかれてて気になるのなんて簡単だったし、なによりも、
「急に現れたら驚くやろ？」
無意識なのか癖なのか。
その手で私の頭を撫でるから、
『もー、子ども扱いしないで…よ』
反論するものの、その分気持ちが掴まれていくことに、あの頃もそして今も村上さんは気付かない。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
