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『…来週…？』
振り返らず、そして、Aの返事も聞かずに出口に向かう。
また会いたいと、前のようにここで会いたいと思うのに、真っ直ぐにそう言われへんのは、俺自身の問題。
誰が悪いとかそんなんはなくて、ただ、俺が自ら招いた問題。
家に向かう足取りが重いことも、スピードが遅くなることも、それでも、さっきAに触れたぬくもりみたいもんを忘れられずに、手のひらを眺めてから今度はその温度を忘れへんようにふわっと握って思い出す。
こんなことになるんやったら…
そう思っても今更遅いわけで、こんな先のことを読まれへんでこうしたのも全部全部俺。
飲んできたはずやのに、途中のコンビニでビール買って袋をぶらりと下げながら家に帰って、ま、何があるわけでもなくいつも通りに明日になると思うのに、今日の記憶で1週間過ごそうかなと思うのに、こんな日に限って、
-おかえり-
「…っと、なんや、起きてたんか」
香水のような香りが鼻につく。
酔ってるし、なんだか色々言えそうな気がして、
「ちょ、時間あ…」
時間あるか？
たったこの一言を言いたいのに、
-もう出掛けるから-
「…」
俺の横を通り過ぎて、開けたばかりの扉が閉まる。
あいつと会話をしたのは…顔を見たのはいつぶりや？
もう、それも、いつのことだったか思い出されへんような関係は、他人にどう説明したらええのかわからん。
「…これ、飲む気も無くなったな」
ビールは冷蔵庫にしまって、シャワー浴びてすぐに眠りにつこうとしても、全然眠れなくて、何度も何度も寝返り打って溜め息ついて。
翌朝はいつもより早い時間に家を出て職場には1番に着いて仕事した。
大「おわっ！もう居るん？早すぎやん」
「お前が毎日ギリギリなだけや」
冷やかしでもしようとした大倉はそんな一言で黙らせて、またパソコンに向かってから鬼のように仕事した。
そうしとるとあっという間に週末で、土日も取引先のお偉いさんにゴルフに誘われたり、趣味のフットサルすると時間は過ぎて、そうしてまた水曜日がやって来る。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
