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「…ええやろ。
そんな気分やったんやって」
『そんな気分…』
丸「…大丈夫やった？」
Aがゆっくり瞬きをする。
それがマルへの返事やってすぐにわかるのは、
丸「ほんまに？」
なんて確認するように問いかけるから。
…なんやねん。
俺の知らんことがやり取りされて積み重なって。
入る隙間はあれへんから。
少し残るグラスを傾けた。
氷で薄まった緑茶ハイは、もうただの水のよう。
ここに俺が居るはずやけど、俺の存在も今は無色透明に近いんちゃうか。
まるで指先から自分自身が消えて行くような感覚になるんやけど、
大「村上くん、なに飲んでるん？」
名を出されて振られる話に、自分自身が色を取り戻した感じがする。
「ん？これか？」
大「おん」
安「緑茶ハイやけど、もうほぼ水やね(笑)」
「酔い覚ましにちょうどええわ」
大「酔うほど飲んだようには見えへんけど？」
何色でもない氷が溶けたやつをぐいっと煽る。
『村上さん』
「ん？」
Aが話しかけてきたのに、そこにかぶるように
大「こっち飲んだらええやん」
遮るようにグラスに注いだ酒を出すから、正直邪魔すんなやと嫌な顔が表に出る。
ビクッと大倉の顔が引きつったから、思い切り気持ちが顔に出たなと思いながらAも驚かせたかなと不安になったのは、なんだかんだで嫌われたくないという思いがあるのに、反面、ここで嫌われたら楽になるんかななんて考えて、そのまま意識的になにかを変えたりもせずに正面を向いた。
同じようにAも正面を向いたことは気配でわかる。
一緒に飲みたい。
とか、
それよりも
ほんまは会いたかった。
なんてことはさっき大倉が置いて行った酒と共に飲みこんで、俺もAも何も言わずにただ同時にグラスを空にした。
今日はもう何かを話さんでも、こうしとるだけええ。
そう思ってるのは俺だけかもしれへんけど、俺はこのままで…ええんや…。
なにも変わらへんくても、ここで、またいつでもこうできたら。
…それだけで…。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
