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少しだけの優越感に浸りながら、
「お先ー」
『お先に失礼しますー』
片付けは居る奴らでやるっていうからそこは今日は全部任せてもうて、CDを抱きしめるように持つAの片手を握る。
「鞄に入れたらええのに」
『まだ、眺めていたい…かな』
「どんだけファンやねん」
『それは、もう、ずっと…だからなぁ』
「…やけど、今はもう仕事は終わったし。
これは一旦おしまい」
CDを取り上げるとAがクスッと笑うのは、我慢してた俺の嫉妬が顔を出したから。
『亮のことは、1番長くファンなのに』
そんなこと言っても聞こえへんもん。
知らんもん。
ふいっと反対方向を向いても聞こえる笑い声。
どんなに騒がしい中でも、一番に届くのはAの声で、そんなことを知っているのかわからへんのやけど、それでも、
『亮』
と俺を呼んで。
『家、帰ろうか』
って言ってくるから。
こうなると、素直になるしかできひん俺は、
「うん」
繋がれた手はそのままに横に並び直して歩き出す。
まだまだ俺らの道はどれもはじまったばかりで、これから迷うことも立ち止まることもあると思うんやけど。
どんな時もそばに居て、怒ったり喧嘩したりもあるかもやけど、最後には甘くて優しいこんな時間に戻って来られるように進んでいこうな。
〜Fin〜
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華絢(プロフ) - ブルームーンさん» ありがとーーー♪ 突然のハニーメルトでした(〃ω〃) またいつか降りてきますように♪ (2019年5月13日 18時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ハニーメルト、大好き♪♪ (2019年5月13日 17時) (レス) id: 59c9fbe9e5 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひ み ささん» お久しぶりでーす(〃ω〃) なんか、なんか、そんな気分で。不定期に浮かんできたらいいなみたいな♪ なので、また、そのうちにでも(〃ω〃) (2019年5月13日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お久しぶりです(*^^*) また続きが読めるとは思ってませんでした(///∇///) ありがとうございます♪ (2019年5月13日 16時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 真希さん» ありがとうございます(〃ω〃) 不意に、あ…一旦終わらせようって思ってしまって。作品は残すし、長編じゃなくても短編とかで書きたいなぁと思ってたりするので、その時にはまた遊びに来てください(〃ω〃) (2018年10月17日 10時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年7月7日 18時
