【関ジャニ∞ Vol.1】 ページ25
1つの段ボール箱。
これを応接のテーブルに置いて、覗き込むのは大人9人。
床に膝をついて、Aのその手にはカッターが握られて。
少し指先が震えとるのはわかったんやけど、
丸「カッターだけに、手がカタカタ…」
大「寒っっっ」
横「…くくっ(笑)」
「全然面白ないで？」
安「そういうのすぐに思いつくマルは、ほんまにすごいなぁ」
村「そんなん言うたら調子に乗るだけや」
渋「A、開けてみ？」
『…うん』
名取「気をつけてね、手とか切らないように」
段ボールに手を掛けて、ガムテープに切れ目を入れて、開いた段ボールの中を覗くように全員の頭がくっついた。
『…できたんだ…』
そっと、壊れものを扱うように取り出したのはジュエルケース。
ジャケットは真ん中に大きく
【関ジャニ∞ Vol.1】
は筆文字で。
裏も曲タイトルが書いてあるだけで、至ってシンプルなアルバム。
ビジュアル的なところよりも、音楽で売りたいっていうすばるくんの意見が反映されたのもあるんやけど、店で自分の顔見るとか恥ずいなぁというのもあって、内心で俺も大賛成やった。
せやけど、デビューアルバムの中に最低1枚はメンバーショットをいれたいということで、ちゃんとしようとAが言うからネクタイは全員色違いを締めて横並びのもの。
それと、ドラムを置いた大倉が居って、その周りにそれぞれ楽器を置いたり抱えたりしとる俺ら。
衣装はCMの契約もまだあるし、曲もCMタイアップやらがついとるから若干派手めなセットアップ。
唯一、俺らの顔が載るのはその写真2枚だけ。
名取「もっと顔だして、女の子にキャーキャー言われてもいいと思うけど？」
なんて意見もあったんやけど、それになんとなく賛同したのはマルだけで、撮影なんかで1番そのスタイルの良さを発揮しとる大倉ですら、
大「別にそういうのはええわー」
と拒否してた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» ありがとーーー♪ 突然のハニーメルトでした(〃ω〃) またいつか降りてきますように♪ (2019年5月13日 18時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ハニーメルト、大好き♪♪ (2019年5月13日 17時) (レス) id: 59c9fbe9e5 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひ み ささん» お久しぶりでーす(〃ω〃) なんか、なんか、そんな気分で。不定期に浮かんできたらいいなみたいな♪ なので、また、そのうちにでも(〃ω〃) (2019年5月13日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お久しぶりです(*^^*) また続きが読めるとは思ってませんでした(///∇///) ありがとうございます♪ (2019年5月13日 16時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 真希さん» ありがとうございます(〃ω〃) 不意に、あ…一旦終わらせようって思ってしまって。作品は残すし、長編じゃなくても短編とかで書きたいなぁと思ってたりするので、その時にはまた遊びに来てください(〃ω〃) (2018年10月17日 10時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華絢
| 作成日時：2018年7月7日 18時
