506-企み-(GS) ページ16
「めっちゃはずい…」
目尻がグッと下がって、
照れた顔をしながらも私のことをちらりと見るから、
なんだかつられて照れるのは仕方ないよね。
セイラ「焼けるなぁ…」
ふふっと笑いながらセイラちゃんの声が聞こえるのと同時に、
村「なんや、この甘ったるい空気は」
空気をかき混ぜるかのように、
腕をぶんぶんと振りながら脇から信ちゃんが現れる。
さっきまでの格好ではなくて、Tシャツ姿。
完全に普段のライブのような格好で現れて、
その姿と登場の仕方に、亮が固まっている。
「あ、え？信ちゃんなん？」
きっとこれは予定にはなかったことだと確信する言葉。
村「ええやん。たまには俺も前に出たいって思うんやって」
「…大丈夫なん？」
村「なんの心配やねん」
「いや、そのいろいろ(笑)」
渋「俺は止めたで？」
姿は見えないけれど、
すばるくんの声だけが聞こえてくるから、
きっと彼も袖にはいるはず。
村「まぁ、あれや。
亮は着替えて来いって。な？」
「…不安しかないんやけど…」
村「俺もやる時はやれるんやって」
「なんの宣言すんねん」
村「そら、いろいろや」
「心配しかあれへん」
ふたりのやり取りに会場がくすくすと笑い始める。
「えー、もう、この後なにが起こるのか、ほんまに俺知らんし、
また知らんことが起きるのが嫌なんやもん。
ここに居ってもええ？」
大「いや、亮ちゃん、ここに居らんほうがええかも…」
「それ言われたら、余計にここから離れられへんって」
姿を見せる大倉くんに腕を掴まれて、袖に引かれる姿。
「嫌やってー」
大「亮ちゃん、居らんほうがほんまにええってー」
「気になるやんかぁ」
大「亮ちゃん連れて行かんと、怒られるの俺なんやから、行こうって」
「そんなん、怒られたらええやんか」
大「怖いから嫌やー！」
ほんまお願い！
って両手を合わせて懇願する姿に亮がもっと困った顔をする。
きっと、大倉くんのことを思ったから。
だけど、センターに立ってニヤリとした信ちゃんの顔を見逃さなかったのか、
「やって、絶対なんかしようとしてるやんか、あの顔！」
指さすのは信ちゃんで、
村「バレたか？(笑)」
なんてガハハっと笑うから、火に油を注ぐよう。
「絶対に嫌やー！」
またやり取りが振り出しに戻るけれど、
渋「亮」
すばるくんの声と、手招きする腕が見えて、
亮が完全に折れて、袖にはけた。
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華絢(プロフ) - ブルームーンさん» ありがとーーー♪ 突然のハニーメルトでした(〃ω〃) またいつか降りてきますように♪ (2019年5月13日 18時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ハニーメルト、大好き♪♪ (2019年5月13日 17時) (レス) id: 59c9fbe9e5 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひ み ささん» お久しぶりでーす(〃ω〃) なんか、なんか、そんな気分で。不定期に浮かんできたらいいなみたいな♪ なので、また、そのうちにでも(〃ω〃) (2019年5月13日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お久しぶりです(*^^*) また続きが読めるとは思ってませんでした(///∇///) ありがとうございます♪ (2019年5月13日 16時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 真希さん» ありがとうございます(〃ω〃) 不意に、あ…一旦終わらせようって思ってしまって。作品は残すし、長編じゃなくても短編とかで書きたいなぁと思ってたりするので、その時にはまた遊びに来てください(〃ω〃) (2018年10月17日 10時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年7月7日 18時
