491-何気ない今日と云う日- ページ1
横「うまいなぁ、この流れ」
ボソッと聞こえる声に反応する。
渋「俺ら、まだまだ勢いだけやしな」
村「やなぁ…ちゃんとしたこと言えてへんもんなぁ」
…同じようなこと思ったんやな。
ステージからの2人のハモリ。
派手な装飾やったりなんもあれへんのに、
眩しく見えるとかオーラやろ？
俺らもこうなれるんかな？
…ならな、あかんなぁ。
耳から歌声も歌詞も入ってくるんやけど、
いま俺が見てる景色はステージ上にいるふたりやなくて、
自分がステージに立っとる時に見える景色。
まだ規模も、客の人数も違うんやけど、
それでもこれから俺らは俺らの景色を見るためには…
そんなことを考えながら、
こういうことを思える今この時間は
普段のライブの時と違うんやなとふと思う。
「早よ…」
大「早くドラム叩きたいなぁ」
安「ほんまやね」
丸「うずうずしてきますねぇ」
なんや、みんな考えとること同じやんか。
「もうすぐやろ？」
大「そうなんやけど…」
「ん？」
大「あ、いや、なんでもないねん。
あ、村上くーん」
「ん？？？」
なんやろ？
まるで隠し事でもしているかのように大倉が俺の側から離れていく。
「なぁ、マル？」
問いただそうとマルを呼ぶのに、
マルの姿ももう消えとって、
同じように章ちゃんも居らん。
「…なんやねん」
そんな呟きは、
ステージから聴こえる歌声の中に消えてしまう。
若干ムッとするのはもう習慣。
わかってはおるで？
今日のためにみんながいろいろ考えて動いてくれとったこともわかるし、
全てが俺らのためやってことも。
少しだけなんとなく黒い感情が湧き上がりそうやったけど、
♪何気ない今日という日が…
僕らの記念日…♪
そのフレーズがスパンと耳に届いて、ズシンと響く。
何気ない日なんてことな訳ないやん。
今日はめっちゃ記念日やし。
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華絢(プロフ) - ブルームーンさん» ありがとーーー♪ 突然のハニーメルトでした(〃ω〃) またいつか降りてきますように♪ (2019年5月13日 18時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ハニーメルト、大好き♪♪ (2019年5月13日 17時) (レス) id: 59c9fbe9e5 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひ み ささん» お久しぶりでーす(〃ω〃) なんか、なんか、そんな気分で。不定期に浮かんできたらいいなみたいな♪ なので、また、そのうちにでも(〃ω〃) (2019年5月13日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お久しぶりです(*^^*) また続きが読めるとは思ってませんでした(///∇///) ありがとうございます♪ (2019年5月13日 16時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 真希さん» ありがとうございます(〃ω〃) 不意に、あ…一旦終わらせようって思ってしまって。作品は残すし、長編じゃなくても短編とかで書きたいなぁと思ってたりするので、その時にはまた遊びに来てください(〃ω〃) (2018年10月17日 10時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年7月7日 18時
