48-夢-(Side B) ページ48
そんなことを考えているなんて知らない信五さんの腕に包まれて今夜も眠る。
夢の中で、私は籠に閉じ込められていた。
同じように中には信五さんと、
他には知らない女の人。
その籠を覗くように見ているのは、
知らない男の人と…隆先生…？
ふたりの手が私の首に伸びてくるし、
複雑な三角関係がそこにはあるような気がして、
思わず叫んで飛び上がる。
村「…A？どないした？」
私の悲鳴に驚いた信五さんが眠そうに、
それでも大きな目を心配そうに向けて聞いてくる。
「…怖い夢を見た…」
村「大丈夫か？」
バクバクする心臓。
今、この状況ですがることができるのは
信五さんしか居ないから、
胸元に額を押し付けて動機を抑える。
片腕は私を抱きしめてあやすように背中を叩きながら、
反対の手は頭を撫でる。
頭頂部には顎が乗せられていて、
だんだんと触れる手のスピードが落ちているのは
眠りにはいったから？
身動きが取れない格好で
信五さんの体温しか感じられない状況で目を瞑る。
何も知らないお嬢ちゃんのままだったら、
こんな時、
この環境はシアワセでしかないはずなのに。
一体、どこで間違えてしまったのかな。
私が隆先生と連絡を取るのをやめたら、
戻れるのだろうか。
…でも、さっき夢で伸びてきた手はもう一つ。
それは誰だったのだろうか。
夢の中の出来事を思い出しても
何も解決することはなく、
気がついたら眠っていたようで、
朝を迎えてた。
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華絢(プロフ) - ひみささん» まったく違いすぎて、引かれないか不安ですΣ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2018年2月19日 19時) (
レス) id: 1867a62e47 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 新作公開、ありがとうございます(*^^*) 今までと違うテイストのようで、続きが楽しみです♪ (2018年2月19日 19時) (レス) id: 76e38abfc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年2月19日 18時
