351-円陣-(GS) ページ8
楽屋にあるモニターに映し出される会場の様子。
ステージの前の方に集まる人の姿が映し出される。
そんな様子を眺めていたら、
渋「そろそろあれやな」
すばるくんが立ち上がると同時に呟くから、
なんとなくそこを中心に円になる。
村「A、お前もやろ？」
円陣を組もうとする7人を眺めていたら、
そんなことを言うから
『えっ！？』
と戸惑ってしまうのは、
この場に何度呼ばれても慣れないから。
それでも近づくと、
その円陣の中に組み込まれる。
亮くんと大倉くんの間。
それだけでドキドキしてしまうのに、
マルちゃんが何だかわからないことを言い始めるから、
ニヤッとしてしまうのはいつものこと。
そろそろキミくんがしびれを切らし始めるだろうなと思った時に、
横「早よ言えや！」
丸「んふふ」
って流れ。
正直、
もうマルちゃんが
何を言っていたのかわからないくらい
まとまっていない話だったけれど、
そんなところも含め…
逆にちょっとだけ緊張して固まった空気を
柔らかくできるのは、
やっぱりマルちゃんしかできないんだと思う。
円陣がばらけて…
そして、私は客席に向かうことにする。
『客席後方で、これ…ビデオ、撮ってるね』
そう言って楽屋を出た。
すぐに客席に向かおうとしたのに、
グイッと右腕が捕まれる。
『！？』
驚いて振り返るけど、
そこにいたのは亮くんで。
『亮くん？』
あまりにも不安そうな顔をして立っているから、
思わずふわっと抱きしめる。
私の肩に頭を預けて、
両手を背中に回してきて、
それでぎゅーっと力が入った時間は十数秒間。
パッと離れて、
目が合ったのも数秒で、
そして触れるだけのキスをした。
「行ける気がしてきたわ」
ニコッと笑った亮くんと目が合って、
なんだか無性に照れたのは、
首元に同じ…ペアのネックレスが揺れるから。
ふふってふたりで笑いあったのは、
このライブ、
絶対に成功するって思ったから。
『いってらっしゃい』
「おん、行ってきます」
そんな挨拶をして、
ここがどこかも忘れてしまったことを後悔するのはすぐだった。
村「そろそろ出てもええかー？」
亮くんの後ろに信ちゃんが居たからで、
村「全員居ること忘れたらあかんで？」
そう言いながら、
亮くんを横に押しのけて、
私の目の前に信ちゃんが立った。
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華絢(プロフ) - ひみささん» (ﾉω｀*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (
レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω｀*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年12月12日 16時
