350-ひとりで…なぅ。- ページ7
Aちゃんが楽屋から出て行ったのは、
俺らが着替え始めようとしたから。
渋「減るもんやないんやし、見てたらええやん」
そんなセクハラまがいのことを言い放ったすばるくんに、
チラッと視線だけ投げて、
無言で出て行ったAちゃんに対して、
怒るのかと思いきや、
なんだか嬉しそうに笑ったすばるくんに、
大「きっしょ…」
って言うもんやから、
渋「大倉、終わったら覚えとれよ？」
ビクッとするんやったら、言わなきゃええのに。
そう思ったことは、それこそ黙っとこ。
『着替え終わった…？』
扉の向こうから声がする。
村「終わっとるで？大体やけど」
少しだけ顔を覗かせたAちゃん。
なんとなく1列に近い状態で並んどったからか、
そこにスーッと視線が動いてから、
大きくため息が漏れ聞こえた。
『…想像以上だった…』
やば…って言う言葉。
『あとね、これも』
手の中にあるのはポケットチーフ。
所謂、前に決めたメンバーカラーの7色。
ひとりずつに渡そうとしたのに、
大「Aちゃんにやって欲しいんやけど」
ってなんで大倉がAちゃんに甘えんねん。
思わずムッとしたのが出てもうて、
そこから口々に
「俺も」「俺も」とAちゃんに詰め寄っとる。
『…しょうがないなぁ…』
俺の顔をチラリと見ては困った表情を浮かばせながらも、
順番に…気がついたら俺と章ちゃん以外の5人が一列に並んどる。
「全員あほや…」
そんな俺の台詞に苦笑する章ちゃんが居って、
『あ、あと、これもあるんだった』
と、取り出した箱の中には
インフィニティのデザインのラペルピン。
Aちゃんが順番に２つを挿しながら
こっちに来るからそのまま居ると、
章ちゃんの次…1番最後に
俺の胸ポケットに黄色いポケットチーフが挿されて、
襟にラペルピンがつけられる。
『そっちの…そう、白い壁バックに一列に立ってもらえる？』
指さされた方向に、横一列に並ぶ。
『んー…なんか違う…』
全員背中をつけた状態やと違うって言い出して、
『なんか自由な感じで』
とか、
『視線だけこっち』
なんて言われて動く俺ら。
そして、
『…これ、やばい…』
最後には
Aちゃんが自画自賛した7人の写真。
『#ひとりでホストなう。って使っていい？』
全員細身の黒スーツに黒ネクタイ。
着替え終わって、
開演時間10分前。
351-円陣-(GS)→←349-ワンマンライブ・20分前-
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華絢(プロフ) - ひみささん» (ﾉω｀*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (
レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω｀*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年12月12日 16時
