349-ワンマンライブ・20分前- ページ6
少しだけ緊張した面持ちの3人が帰ってくる。
やけど、誰も何があったのか、
誰と会ったのかは聞かれへん。
村「あんな…」
4人に向かって信ちゃんが話し出す。
なんとなくピリッとした空気に背筋がしゃんとする。
村「ライブ、成功させんで？」
真顔でその一言だけ言ってくるから、
余計に緊張するやんか。
横「ヒナ、そんな緊張させてどないすんねん」
村「気合入れや、気合入れ」
このふたりのやり取りと、
いつもと同じ空気を出したすばるくん。
さっきの空気がいつもの通りに戻ってきて、
調子に乗ったマルがなんかやったみたいで、
大倉が笑いだす。
「…あほや」
この一言を吐き出したら、
なんとなく落ち着いてくる。
あ、せや。
飴…食べよ。
お守り替わりに持ってきた飴。
徐に出して、口に咥える。
めっちゃ懐かしいバナナ味。
思い出してまうやんか。
こんなに近くに居るAちゃんのこと。
チラッとAちゃんの居る方を見てみると、
俺ら以上に緊張した顔をしたAちゃんが隅に居る。
「…マル！」
気付かれへんくらいの声でマルを呼んでみたのは、
丸「亮ちゃんなにー？」
なんだか嬉しそうに近付いてくるから、犬みたいやな。
「Aちゃん、笑わせて来て？」
丸「へっ！？あ、おん、ええよ」
ニコニコしながら、
Aちゃんの前で即興ダンス＆ソング！とか言いながら
わけわからんことをやりだしたから、
Aちゃんどころか全員がマルに注目する。
一番最初に笑いだしたのは、予想通り大倉で、
それに続くようにAちゃんも笑いだす。
横山くんもニヤニヤしとる。
3人が笑うから、
調子づいて続けるマルに癒されたのは俺やねん。
村「そろそろ着替えんと、あかんのちゃう？」
時計の針は、
開演時間20分前を指していた。
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華絢(プロフ) - ひみささん» (ﾉω｀*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (
レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω｀*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年12月12日 16時
