389-俺は冬-(GS) ページ46
村「俺は冬や」
渋「こいつ、ほんまにずっと…
長年振られっぱなしなんですわ」
横「さっきも振られとったし」
会場の女の子の悲鳴のような声が響く。
渋「俺らも男やからさ。
そんなんたくさんあるし、アイドルちゃうしな。
夢とか見せられへんのやわ、ごめんな」
私は青くなるのに、名取さんは横で笑っていた。
名取「本当に彼らには驚かされるし、
止められないよね。
もうキミを守ることしか考えてないんでしょ、あれ」
…え…？
村「ほんまにもう…
振られた俺を慰めてくれる人とか居ったら歓迎やわ」
横「居らんやろ？」
村「どっかに居るかもしれへん」
大「居ったらええねぇ」
むふふっと笑う大倉くんに、信ちゃんが吠える。
丸「僕は、来てくれるみんなが彼女やって思っとるよ」
マルちゃんが女の子の集団にそんなことを言いだすから、
今度は甘い悲鳴が響いた。
村「お前はほんまに、
いつもそんなことばっかり言っとるなぁ」
丸「ええやないですかぁ。お嬢様たちですやん♪」
…会社で根暗で残念とか言っている女子社員たちに聞かせたい台詞だな。
渋「ま、そんなやけど、音楽で勝負するから、
それでも良かったらついて来て下さい！」
そこから、多分、セトリで考えていた通りに曲が進む。
あっという間にアンコールも終わっていて、
恒例の写真撮影をしてから、
客席が退場する前に名取さんと共に裏に向かう。
『お疲れさま』
楽屋の扉を開けてすぐに言う言葉。
村「お前のお疲れ様が一番しっくりくるなぁ」
大「振られとるんやから、
あんま言わんほうがええんちゃうの？」
あははっと大声で笑う大倉くんだけど、
これ、大丈夫なのかなと少し心配になる。
けど、まぁ…いっか。
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華絢(プロフ) - ひみささん» (ﾉω｀*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (
レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω｀*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年12月12日 16時
