373-気付かないフリ- ページ30
村「それで、亮はどうしたいんや？」
案外早く信ちゃんからの問いかけが来る。
「どうしたいって…」
村「なんで別れるって言われたんや？」
慰めでもなにもなく、
言うなら尋問のように質問が飛んでくる。
「関ジャニ∞を…応援したいからって…」
村「…」
横「…あいつらしいな…」
横山くんがぼそっと呟く言葉が思いのほかよく響いた。
横「あれやろ？名取さんのこととかやろ？
事務所って考えて、
そこからデビューだなんだって思いつめたんやろ？」
「…え…」
横「俺らとの関係を気にして、
それでどっくんとは居れんって結論になったんちゃうの？」
渋「そんなところやろうなぁ…。
亮は嫌いになったとか言われたんか？」
ぶんぶんと首を横に振る。
村「急に不安に襲われて、
思いつめるって昔から変わらへんやつやな…」
はぁっと信ちゃんがため息をつく。
村「あれでも、亮と一緒に居るようになって落ち着いたんやで？
昔はもっと酷かったで？
なんだかんだと思い込んでは
不安になっての繰り返しやったわ」
そんなの全然知らんこと。
微塵もそんな部分、見せてくれんかったこと。
渋「亮が悪いわけやない。
心配させたくなかったんやろ？
せやから、俺らも言わんようにしとった。
隠すつもりはなかったんやけど、
ここのところ平気やったから、気にしてへんかった」
村「なぁ、亮。お前はどうしたいん？
Aを連れ戻すこともできるで？」
「それって不安を取り除けってことやんなぁ？」
村「…せやな」
「…関ジャニ∞…は、やめられへん…。
せやけど、そんなAちゃんを一人になんてできひんやんか」
渋「…しばらくは平気やろ。せやけど…」
これからどうするか。
名取さんのこともやけど、
ライブのことやったり、
Aちゃんのことやったり。
なんだかんだでわかったのは、
わかったというかずっと気付いとったよ？
年上組の3人にとって…いや一番は信ちゃんにとって。
Aちゃんが大事で
そばに置いておきたい存在やってこと。
俺と居れば、
歪んどるかもやけど、
そばに居ることになるんやから。
信ちゃんはそれでええのか聞きたくなったんやけど、
今はそれは聞いたり、
気付いたらあかんなと思って
気付いていないフリをした。
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華絢(プロフ) - ひみささん» (ﾉω｀*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (
レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω｀*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年12月12日 16時
