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366-得るもの- ページ23

朝まで飲み明かして、

それでも午後の新幹線で帰ることにする。

マルと章ちゃんは

あと数日したら引っ越しの荷物と共に来るらしい。

横山くんは完全に二日酔いで外を見ながら無言やし、

すばるくんは寝不足らしくずっと寝とる。

大倉も最初は元気やったのに、

気が付いたらすばるくんと共に寝とった。


『…珍しい組み合わせ…』


何枚かニコニコしながら写真撮って、

それから、


『昨日のライブの写真、たくさんあがってたよ』


とまた嬉しそうに話し出す。


『毎回、こうやって写真だったら撮ってもらって

拡散してもらうのはいいかもだね』


村「やな。そうするか」


「あと、週末対バンやったら

1回長くても30分くらいやんなぁ?」


村「多分な。

そこは、すばるに任せるけどな。

あいつのとこので、ええ感じの選ぶやろ?」


そんなことを話ながら時間はあっという間に過ぎて、

東京駅に着く。

ギター担いで、Aちゃんと手を繋いで。

昨日気持ちよかったなぁなんてことを考えながら

ホームに降りて歩き出す。

なんてことないことないって思われるかも知れへんけど、

ライブをするたびに、

得るものが大きい気がしとって、

せやけどその分

なにかを忘れてしまいそうな気にもなるから

気を引き締める。


ふと、Aちゃんの顔を見ると、

なにかを考えているような表情をしていて、

どうしたのか聞こうと思った時に


村「A、なんかあったんか?」


と信ちゃんに先を越される。


『ん?どうして?』


そう言った時にはもういつものAちゃんで、


村「いや、なんとなくそう思っただけや」


『そうなの?』


クスクス笑いだしたAちゃんに、

俺はそれ以上聞くことはできなくなって、

同時に信ちゃんに対して嫉妬した。


『亮くん、どうしたの?』


そう言われても、


「なんもあれへん」


それだけ言って横を向くなんて、

なんだかただの子どもやわ。

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華絢(プロフ) - ひみささん» (ノω`*)んふふ♪ マルちゃんにとって、主人公ちゃんはお姫様ですからね(〃ω〃) (2018年1月6日 19時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 丸ちゃん、優しい〜(≧▽≦) (2018年1月6日 8時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます(〃ω〃) がんばりまーす(*´ω`*)ゞ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 6fe5ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 移行お疲れ様でした(*^^*) 更新楽しみにしてます♪ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華絢 | 作成日時:2017年12月12日 16時

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