【ＣｌｏｖｅＲ】橙 (ページ48)

今日:13 hit、昨日:9 hit、合計:84,893 hit

46杯目。ページ48

せっかくのご縁がつながったのに、

連絡先も聞けんと

ベロベロになったことに反省しまくって、

Aさんはゲームの中におることはわかったから、

僕もゲームしてみようかと思って、

大倉に少し見せてもらったんやけど

意味がわかりません…。

はじめることも、

続けて行く自信も、

やらなくなってまうであろうのに

出会いのためだけに開始する勇気も持てへんから、

拝み倒してまたあの面子で

あの店に行くときは教えてもらうことにした。

そのタイミングでまた行けばええよね？

そう思ったら、縁が切れたわけやないし、

繋がっとるって思えて、

前までとは違って思い悩むことも無くなって

やる気も出て来た。

僕、こんなに単純すぎやったかな？

人を好きになるって、

こんなに心が元気になることなんね。

「やる気出て来たー！」

村「マル、口動かさんと手を動かせ！」

通り過ぎざまに

頭に村上くんの突っ込みが華麗に入ったんやけど、

そんなことも気にならんくらい

なんや満たされてますー。

…やのに。

あの後、

また土曜日の昼間に集まる言うから行ったのに、

Aさんは居らんくて、

すばるくんとキミくんの2人だけやってん。

大倉が言わはるには、

今日は体調が優れないという話やったんやけど、

大丈夫やろか？と心配する反面、

僕が来るのがわかったから？

避けられたりしとる？

寧ろ嫌われとる？

という気持ちに襲われて

凹みそうになったんやけど、

大「マルが来ることは言ってへんから、

その心配はあれへん」

と、がははと、

その中学生みたい発想はなんやの？

と言う言葉とともに大口開けて笑われた。

今日は村上くんは来とらんし、

大倉はあっちに居るから、ひとり酒やな。

ちびちびと酒器に口付けながら、

ぼーっと日本酒を何回飲んどっても

なんや今日は味がわからへんなぁ。