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37杯目。 ページ39
渋「A、ハウス！」
大「でた、ハウス！(笑)」
遠くから聞こえるハウスの言葉に、
ちらっとそっちを見て、
『もー、なによー？』
とブツブツ言いながら、
『また来ていい？』
って僕の目を見て聞くから、
やっぱりさっきまでの気持ちは飛んで行って、
今、この場に居ってほしいとか、
あっちには行かんで欲しいとか、
本音は村上くん抜きで２人で居りたいとかいう、
わがままのような言葉はすべて飲み込んで、
「おん、ええよ」
という二言だけを伝えた。
『このチョコ、人質？ん？
人じゃないから…チョコ質？は置いていくね』
そう言ってちょこの箱を僕の手の中に納めていく。
ふわふわとしとるのに、
シャンと歩く姿も変わらへんね。
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年3月10日 18時
