【ＣｌｏｖｅＲ】橙 (ページ32)

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30杯目。-Ryo&Yasu　Side- ページ32

安「なかなか縁を繋ぐのは難しいなぁ♪」

ヤスが言うよに、

ほんまに難しい２人やわ(笑)

あの日、ヤスが

安「亮ちゃん、マルが持ってかれとるよ♪」

て言うから気にして見てたんやけど、

持ってかれるどころか溺れてたで？(笑)

あの子、

よう来るのは土曜日の昼間ばかりなんやけど、

丸は俺に聞けばそのあたりの情報は

教えられるんのに気付いてへんくて。

正直なこと言うと、

予約するときに必要やから

本名も連絡先も全部知っとるんやけどな。

まぁ、

それはコンプライアンス的に

絶対に教えられへんけど。

平日の夜にあいつら来ると、

大体が俺やヤス狙いの女を

あの３人に振っとったから、

あんなのに絡まれとるの

Aさんに見られんくて

よかったなとしか言えへんけど、

この間の荒れ方はひどかったなぁ(笑)

今までのマルやったら、

適当に受け流してそのまま…やったのに、

めっちゃ切れてたで？

錦「むふふ」

安「亮ちゃん、

思い出し笑いはちょっときしょいで？」

錦「やって、マルを思い出すと

無性に笑えてきてん(笑)」

Aさん、

いつも来とるから知っとるけど、

俺とかヤスには絡むけど、

基本的に他のテーブルには絡むことないで？

それに、大倉のこと華麗にスルーしたやんか。

村上くんには

本能的に逆らったらあかんって

思ったからやない？

ニコニコしながら話しとった理由は。

やって、「ハウス」で戻っていく犬やで？(笑)

そんな嗅覚が働いたんちゃう？

にしても、マルはほんまに恋愛下手やなぁ。

1歩進んで10歩くらい下がるんやから、

これ、この先どうなるのか不安やわ。

でもな。

自分で動かんと、どうにもならへんで？