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29杯目。 ページ31
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そして、またいつもの平日になって、
あの子のことで知っとることは、
Aさんって名前と、
ゲームしとること。
のんべぇでお酒好きってことくらいやし。
いつ、また、あの店に来るのかもわからへんし、
どれくらいのペースで来とるのかもわからん。
「はぁ…」
村「またお前は何回ため息つくんや！」
バシッと叩かれて、
仕事中やったことを思い出す。
なんやろ？
デジャヴやなぁ。
村「早よ、見積もり完成させーや」
「あ…」
村「はよ、仕上げろ！」
はぁ…。
村「せやから、、ため息やめい！」
あれから何度このやり取りしとるんやろ？
もう同じ部署の他の人ですら、
くすくす笑ってますやんか。
大「もう、ただのコントや(笑)」
そんな日常の繰り返し。
今度の連休にでも、
女子社員が噂しとった
恋愛の神様がおるという神社に
お参りにでも行ってこようか本気で悩むわ。
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作者名：華絢
| 作成日時：2017年3月10日 18時
