真北を俺の嫁にしたい。 (ページ3)

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｢やっと終わったぁ～…｣

なんなんだあのハゲ少し居眠りしてたからってあそこまで怒る必要ないだろ…

窓の外…もうすっかり暗くなってるし。

俺はカバンを取りに教室に入ると

教室の中に誰かいるのが見えた。

え…誰だ？

つかこんな時間まで残るやつなんて
他に誰がいるんだよ…

…あ、俺か((

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

教室の戸を開けるとそいつがこちらを見た。

てか、えっ…

｢えっ、真北！？｣

そいつは、
自席で一人本を読んでいた真北だった。
真北は読んでいた本を閉じると俺を見上げた。

｢……随分と長い時間怒られてたね、二兎。｣

｢まさか、俺のこと待ってたのか…？｣

真北は俺から視線を落とすと本をカバンの中に入れて、担いだ。

｢…早く帰ろ。｣

｢え、ちょ俺の質問答えて？！｣

俺はさっさと出ていった真北の後を追って、教室を後にした。

真北、やっぱり俺のこと待っててくれたのか？