No.365 ページ15
No side
緑谷を部屋から追い出し、闇雲は冷たい目をしながら相澤の方を見る。闇雲は舌打ちをして相澤に話し掛けた。
A『帰れ』
相澤｢無理｣
A『帰れってば！！』
相澤｢無理って言ってるだろ｣
闇雲は大き溜息をつきながらボリボリと頭を掻きむしる。そしてパタパタと相澤を無視してベッドの中に潜り込んだ。そして傍に置いて合った分厚い本を広げる。
相澤｢それ俺が昨日校長に預けた本｣
A『知ってる』
相澤｢お前ツンなのかデレなのか分かんねえな｣
A『黙れや』
相澤｢無理｣
A『ハァ...』
またまた頭を掻きむしる闇雲の手を相澤が取る。闇雲は｢なんだよ｣と半ギレで相澤の方を見た。
相澤｢髪、めっちゃ抜けてる｣
A『良い。どうせ生えるから』
相澤｢清掃員の気持ち少しは考えろ｣
A『アンタ馬鹿？そこ俺の頭皮心配しない？』
相澤｢お前が生えるから良いって言ったんだろ。てかだからツンかデレどっちだよ｣
A『...どっちでもねえ』
ゴロッと寝っ転がって本を読み出す。相澤は溜息をつきながらテレビをつけた。本人が話を聞く気が無いならしょうがない。聞く気になるまで時間を潰しておこう。まぁ、少々合理性に欠けるが。
A『...テレビ見るくらいなら帰れ』
相澤｢お前が俺と話す様になるまでは帰らん｣
A『え、それめっちゃ迷惑』
相澤｢何時もの仕返しだ。観念しろ｣
A『はぁ...で、何？何でも聞くから早く帰って』
やっと聞く気になってくれた。ベッドに身を委ねていた相澤はバッと起き上がる。
相澤｢じゃ、ちょいと失礼｣
相澤は勢い良く闇雲の懐に飛び込んだ
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綾瀬凛利(プロフ) - りさん» もう一年が経っておりますがご返信を……シナリオ、そのときそのときで微妙に変えてるので嬉しいです!コメントありがとうございます! (1月10日 1時) (
レス) @page50 id: c6784028ea (このIDを非表示/違反報告)
り - シナリオ凄すぎて映画かと思いました。最高です (2023年1月12日 16時) (レス) @page50 id: 397d18e3a7 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 猫築かなめさん» コメントありがとうございます。執筆途中、私も少々辛くなる所がありましたが、それでも楽しい作品を書けて満足していたので、それがかなめ様にも伝わっている様でとても嬉しく思います。これからも宜しくお願いします！ (2021年1月15日 20時) (レス) id: e6485dab0e (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 見ていただけないかもしれませんがコメントします、あまり感情が出ない私が見てきたヒロアカの作品の中で一番泣いたり笑ったりできた作品でした、面白く見させてもらいました、これからも他の作品なども頑張って下さい (2021年1月15日 20時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - コメント有難う御座います。私的に最後は結構ベタな展開になってしまったかと思っておりましたが、ご満足頂けたのなら幸いです。月闇の使者様、これからも一緒に執筆活動頑張って行きましょう！ (2020年10月30日 17時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月31日 19時
