No.339 ページ39
ASide
頬に伝う涙を拭う。俺は何時もの姿に戻ってナイフを握った。仮面越しで見る相澤先生はとても優しく見える。俺は相澤先生をもう一度抱きしめて立ち上がった。
どうせ相澤先生は警察が迎えに来てくれる。なら、そのうちに―――
すると色々な人の言葉が脳裏を過ぎった。
｢なにあの子、気持ち悪い｣
｢Aの側にいると俺達まで悪者扱いされるんだよ｣
｢お前は最低だ｣
｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣ ｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣｢最低だ｣
色々な陰が口々に文句を言う。俺は両手で耳を塞いだ。もう、聞きたくなんかない。
A『最低だなんて、言わないでよ...』
その瞬間、俺の中でぷつりと何かが切れた。
俺は高さのあるヒールからボロボロになったNIKEのスニーカーを履き替えた。隣に並べられた靴の人は一昨日、黒霧が殺してしまった人の物だ。置いとけば何時かは無くなるだろう。俺はドアの鍵を閉めた。そして相澤先生の方を見る。俺は仮面を指先でなぞった。
A『...さようなら』
その瞬間、俺は勢い良く飛び出した
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綾瀬凛利(プロフ) - すゆさん» うわぁ！ありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです！これからも宜しくお願いします！ (2020年3月27日 8時) (
レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - 内容も良く、状況整理もしやすく、最高です (2020年3月27日 0時) (レス) id: 132be3fca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月25日 17時
