No.328 ページ28
No side
相澤｢じゃ、やるぞ｣
その声で相澤と闇雲が戦闘体勢を取る。皆がごくりと息を飲んだ。直後、オールマイトが吹いたピーッという音と共に戦闘が始まる。｢どうせ幼児の闇雲が負ける。ならプロの相澤先生の方を見た方が良いじゃないか｣そう思い皆は相澤に目を向けた。すると急に闇雲がしゃがんで地面に両手を着けた。相澤諸共、皆が闇雲の方を向く。
―――地よりも高く、天よりも低い
A『...反転』
そう声が響き渡ったと同時に、皆の身体が宙に浮いた。辺りにはTDLの砂や建物では無く、強い太陽の光と青い空が見えた。ゴウッと大きな風の音がして重力とは反対に天へ天へと落下していく。
上鳴｢なっ、何これ！！？｣
芦戸｢空に昇ってる！！？｣
物間｢そっ、その子はすごっ―――｣
｢｢｢物間が気ィ失ったァァァ！！｣｣｣
訳のわからない出来事に戸惑う皆。するとゴッと鈍い音がして頭を打った。
葉隠｢えっ、見えない壁ェェェェェ！！？｣
見えない壁の様な物に頭を打った直後、ゴウッと大きな風の音がして身体は重力に従い地へ地へと落下していく。見えない壁に足から着地した闇雲は、その壁を思いっ切り蹴って落下の勢いをつけた。そして相澤先生へナイフを向ける。
A『ここ...！』
シュッと相澤の手にナイフを投げる。捕縛器を掴んでいた右手は血で濡れていった。その後闇雲はパタパタと宙を泳ぐ捕縛器をぐっと引っ張った。そしてまた落下の勢いをつけ一番先頭まで落下していく。
―――天から離れ、地に足をつける
A『...解除』
闇雲の低い声が、辺りに響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾瀬凛利(プロフ) - すゆさん» うわぁ！ありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです！これからも宜しくお願いします！ (2020年3月27日 8時) (
レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - 内容も良く、状況整理もしやすく、最高です (2020年3月27日 0時) (レス) id: 132be3fca8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月25日 17時
