No.257 ページ7
相澤Side
爆豪が戻って来たと聞き、急いで警察署に向かう。部屋に入って最初に目に入ったのは爆豪だけで、他には誰もいなかった。嫌な予感がし、低い声で問う。
相澤｢...闇雲は？｣
途端、入って来た塚内が首を横に振る。爆豪は唇を噛んだ後怒鳴り始めた。終いにはボンッと爆発まで起こす様になる。
爆豪｢アイツ...俺に謝りながら気絶させやがったんだ！！｣
目が吊り上がる爆豪を警察が無理矢理連れて行く。俺は塚内と対談する為席に座った。
相澤｢...闇雲は？｣
先程と変わらず低い声で問う。すると塚内は又静かに首を横に振った。
塚内｢帰って来たのは爆豪くんだけ...爆豪くんの話によると、恐らく帰って来れたのは闇雲くんの御蔭だと思います｣
相澤｢闇雲の御蔭...？｣
塚内｢はい。爆豪くん曰く、敵の拠点で闇雲くんに肩を叩かれ起き、少しだけ会話を交わした後に少し視界を塞がれた時はもう病院に居たんだと｣
相澤｢個性か...｣
闇雲の個性ならどれだけ遠くても爆豪を此処まで送ることが出来るだろう。『クロック』を使い、拠点から病院まで爆豪を送り届け姿を消す。それぐらいなら楽勝だ。
塚内｢取り敢えず...出来るだけ早く救ってあげたい。そう思っていますよね？そこで、相澤さんにお願いがあるんですよ｣
ガタッと席を立つ塚内を見る。俺はギュッと捕縛器を握った。
塚内｢生徒から情報を得て欲しいんです。ほら、毎回居合わせてる子がいますよね？その子に聞いてみて欲しい。それじゃあ、宜しくお願いします｣
部屋を出て行く塚内を見送り立ち上がる。俺は部屋の外で歩き回りながら首を捻った。
何か、心当たりがありそうな生徒...闇雲と仲が良い...
そう思いじっくりと時間を掛けて考える。何時もの闇雲の様子を思い浮かべ、思い出す。
相澤｢緑谷...｣
俺は警察署を飛び出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» ありがとうございます！そんな風に言ってくれるなんて本当に嬉しいです！これからも【ヒロアカ】 E N D 【男主】を宜しくお願いします！ (2020年3月25日 22時) (
レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
柚夜-YUYA- - おおお…！凄すぎる！この話を創る想像力と語彙力が羨ましい…。本当に凄いです！ (2020年3月25日 21時) (レス) id: 1b72090556 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 魚さん» ありがとうございます！もうそこまで言われると嬉しすぎてなんて返して良いのかわかりません() コロナで学校休みになって暇ですよね。わかります。これからも最高なお話を書ける様に頑張ります！宜しくお願いします！ (2020年3月23日 6時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
魚 - いや、いい話すぎるんだが。本当に毎日毎日更新が楽しみで仕方ないです。ほんとうに面白い作品だと思います、自分コロナでクソ暇してる中こんな良い作品に出会えて光栄です。完結まで見届けたいです！これからも頑張って下さい！主さんの作るお話どれも最高です！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 4c3a8961ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月19日 21時
