No.250 ページ50
ASide
障子｢闇雲！？｣
直後、ガサッと音がして障子達が現れる。トガはバッと森の中に消えて行った。
轟｢何だ今の女...｣
蛙吹｢敵よ。クレイジーよ｣
緑谷｢麗日さんと闇雲くん、ケガを...！！｣
麗日｢大丈夫全然歩けるし...っていうかデクくんの方が...！｣
緑谷クン達と合流し一息付く。俺はナイフをポケットにしまった。
A『お前ら、着いて来たんだな』
轟｢着いて来たというか追って来た｣
緑谷｢そうだよ闇雲くん！｣
緑谷クンが便乗しながら言う。俺は緑谷クンを無理しながら辺りを見回した。そういえば...
A『爆豪と常闇、どこやった？』
ごくりと息を飲む。自然と身体が震えて来た。もしかして...
Mr.コンプレス｢彼なら俺のマジックで貰っちゃったよ｣
ザッと音がして一人の敵、Mr.コンプレスが現れる。その顔はとても嫌らしく笑い狂っていた。緑谷クンが｢返せ｣と叫ぶ。ショートが木を凍らせてMr.を捕まえようとするがバッと何処かへ飛んで行った。途端、頭の中でズキズキと何かが切れる音がする。
A『っくそ...』
Mr.｢Aは知ってると思うが、ムーンフィッシュ...｢歯刃｣の男な。アレでも死刑判決控訴棄却されるような生粋の殺人鬼だ。それをああも一方的に蹂躙する暴力性。彼も良いと判断した！｣
緑谷｢この野郎！！貰うなよ！｣
叫ぶ緑谷クンにまた頭が痛む。くそっ、何やってんだよ。するとじわじわと何かが脳天に溜まっている様な熱さを感じた。そこでふっと父さんが身体を操ろうとしているのが分かる。
A『...緑谷クン』
緑谷｢闇雲くんどうしたの？｣
A『俺、そろそろ駄目だ。ごめんね』
笑顔で言い、ぷつりと身体の感覚が切れ視界だけしか維持が出来なくなる。ゴホッと咳込み地面に赤色の液体が染みる。俺の右腕は自然と腰のナイフを取り、自分の腹を刺していた。
A『ゴホッ、ガッ...』
緑谷｢闇雲くん！！｣
するりと身体の中から何かが抜ける感覚がしてぞくぞくと震える。父さんの『憑依』が解けた後に感じたのは強烈な憎悪と信じられない程の快楽だった。俺は自由になった片手で口を押さえ顔の熱を感じ取った。
これ、意外と嵌まるかもしれない。
ぼやぼやとしている頭を父さんが支え俺をお姫様抱っこをする。
A『...おやすみ』
俺はそのまま父さんに身を任せて意識を閉じた。
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綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 全然大丈夫ですよ(^O^)あと、続編出たので見てください！！ (2020年3月19日 21時) (
レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
柚夜-YUYA- - すみませんf(^_^;私今日卒業式だったんで、普段以上にテンション上がってました(苦笑)。了解しました！待ちます!!!! (2020年3月19日 17時) (レス) id: 1b72090556 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 威勢が良いですねぇ...(遠い目)現在書き溜め20個ぐらい書いたのでそろそろ大丈夫だと思います。ちゃんと更新するのでお待ちを！ (2020年3月19日 11時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
柚夜-YUYA- - 楽しみです！頑張って下さい！あァァァァァァ待ちきれねぇ!!!! (2020年3月19日 9時) (レス) id: 1b72090556 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 初コメありがとうございます！これからも柚夜-YUYA-様などの読者様に面白く、はらはらする様な予想外な展開を書ける様に頑張りたいと思います！更新ペースは亀より遅いかもしれないけど、出来るだけ面白く出来る様に頑張りますのでこれからも宜しくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月9日 22時
