No.248 ページ48
ASide
頭が痛い。胸が苦しい。久しぶりに憑依された感想はそれだけだ。父さんの望みであれば身体を操ることも出来るが、わざわざ意識を回復させたということは別にそんなこと考えていないのだろう。ただ交換条件の為に身体は操らない。
A『...父さん、蜘蛛』
ヒュンッとナイフを回し、空中で常闇達を探す。すると常闇のダークシャドウが暴走しているのが見え、その隣に敵のムーンフィッシュがいるのが見えた。俺は父さんに『蜘蛛』の個性をコピーして貰いシュルシュルと背後からムーンフィッシュの首に糸を巻いた。
ムーンフィッシュ｢その子たちよ断面を見るのは僕だぁあ！！！横取りするなぁあああああ！！！｣
ガッとダークシャイドに伸びた歯が刺さる。俺はその間に入りパンッと手を鳴らした。
A『はァいそこまで。ムーンフィッシュさんが断面を見るの？じゃあそんな叫ぶだけじゃなくて行動に移さなきゃねぇ？』
右腕をぐんっと引き糸を締める。ムーンフィッシュは苦しそうにもがいた。俺は右足をムーンフィッシュの腹に置きナイフを致命傷部分は外し腹に刺して終わった。すると次は左からダークシャドウが向かって来る。
緑谷｢闇雲くん！！｣
叫ぶ緑谷クンを横目に勢い良く向かって来るダークシャドウを見る。確かコイツは光が苦手だ。なら...
A『...スロー』
パッと左手の平をダークシャドウに向けてコピーして貰いたてのスローを使いダークシャドウの動きを鈍くする。俺は昼に考えた必殺技、一部の時間を変えようとし両手を地面に着けた。
A『ふっ...』
ぐっと力を入れ唇を噛む。多分細かい所まで決めるとキャパが来るのが早くなる。なら...
A『これでどうだ...！？』
パッと周りに出て来たのはまだ恐竜が居る中生代の空。じりじりと俺らを照らす日光に顔を向ける。勿論その空は途中で途切れていて他に害は出ない。｢ひゃん！｣っと声が聞こえダークシャドウが常闇の腕に吸い込まれる。まぁ、こんなもんか。
緑谷｢闇雲くんに常闇くん！！｣
轟｢俺らが防戦一方だった相手を一瞬で...｣
障子｢常闇大丈夫か。よく言う通りにしてくれた｣
障子や緑谷クンの話を聞きながら脳内で父さんと喋り出す。
勝｢A、東方向に蛙吹梅雨と麗日お茶子の二人、敵一人がいる｣
A『あー、ちょっとだけ待って。ちゃんと仕事はする。守るからちょっと此処に留まらせて』
俺は緑谷クンの顔を見て父さんに許可を取った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 187人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 全然大丈夫ですよ(^O^)あと、続編出たので見てください！！ (2020年3月19日 21時) (
レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
柚夜-YUYA- - すみませんf(^_^;私今日卒業式だったんで、普段以上にテンション上がってました(苦笑)。了解しました！待ちます!!!! (2020年3月19日 17時) (レス) id: 1b72090556 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 威勢が良いですねぇ...(遠い目)現在書き溜め20個ぐらい書いたのでそろそろ大丈夫だと思います。ちゃんと更新するのでお待ちを！ (2020年3月19日 11時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
柚夜-YUYA- - 楽しみです！頑張って下さい！あァァァァァァ待ちきれねぇ!!!! (2020年3月19日 9時) (レス) id: 1b72090556 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - 柚夜-YUYA-さん» 初コメありがとうございます！これからも柚夜-YUYA-様などの読者様に面白く、はらはらする様な予想外な展開を書ける様に頑張りたいと思います！更新ペースは亀より遅いかもしれないけど、出来るだけ面白く出来る様に頑張りますのでこれからも宜しくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: 25de9b7c1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年3月9日 22時
