【ヒロアカ】嬲り殺し【男主】Ⅱ (ページ27)

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No.78　期末ページ27

ASide

上鳴｢全く勉強してねー！！｣

期末テスト当日まで残り一週間を切ったところでそう叫ぶ上鳴。因みに言うと、俺も筆記はまだなので当日に受けることになる。

上鳴｢体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー！！｣20/20

芦戸｢あっはっはっは｣19/20

常闇｢確かに｣14/20

常闇の納得に俺も自然と頷く。勿論家に帰ってやろうと思えば出来たのだが、学校での演習や授業で疲れ果ててそんな所まで気が回らなかった。俺も入学当初と比べれば十分無知になっただろう。

...と、八百万の感激の声が聞こえて来る。どうやら、耳郎達は八百万の家で教えて貰うことにしたらしい。すると、｢けどなぁ｣と言いながら上鳴はコチラに振り向いた。

上鳴｢順位1位の夜明も捨て難いんだよな｣

A『は？』

思わずドス黒い声が漏れる。

最近、緑谷とのこともあってか俺の扱いが良くなってきた。まぁコチラとしては面白くないのだが、以前の様に何時までもギスギスしてるのも嫌なのでコチラの方が断然良いだろう。

瀬呂｢確かになぁ｣

上鳴｢なっ、今回だけ教えてくんね？お願い！！｣

"｢2次関数、教えてくれませんか｣"

パンッと両手を合わせながら願う上鳴を見て、脳裏に教科書を持った彼の姿が思い浮かぶ。

...教えるのは案外好きだ。

A『...パンケーキ』

上鳴｢え？｣

A『だから、俺が好きな喫茶店のパンケーキ奢ってくれたら教えるっつってんの！！』

｢｢｢...え？｣｣｣