No.55 財布 ページ5
相澤Side
マイク｢何かお前今日貧乏揺すりの量やべぇな｣
そう言い俺のディスクの周りを歩き回るマイクに心の中で舌打ちをする。
何と言っても、今日はAさんとの約束の日なのだ。出来れば二人っきりが良いのでと、残業までしているのにコイツは一向に帰ろうとしない。
そして、
ミッドナイト｢また残業？最近計画性無くなったわよね貴方｣
ミッドナイトさんも。
...。
相澤｢...帰らないんですか？｣
マイク｢親友を置いていけるかっての｣
あっ、はい...山田。その志しは凄いと思うよ。
溜息をつきながら、ふと髪をかきあげる。
マイク｢...｣
死に顔でキーボードを打つ俺の耳をまじまじと見て来るマイク。俺は｢？｣と首を傾げた。
...あっ
相澤｢違う。これは違う｣
マイク｢いや俺まだ何も言ってねぇよ...てことで今聞く。お前いつの間に恋人作った？｣
咄嗟に耳を塞ぐが、やはりバレてしまっていた様だ。ミッドナイトもそれに気付き、黄色い悲鳴を上げながら｢お相手は！？｣と聞いて来る。
バレたら殺されそうだよな...主にマイクに。
相澤｢相手なんかいません｣
マイク｢じゃあ...風俗！？おまっ、いつのまにっ...｣
相澤｢行ってねぇよ｣
マイク｢だよな。知ってた。...けどじゃあ誰にマーキングされたんだよ。見た目小汚いオッサンに｣
相澤｢マーキングって...おい後半失礼だぞ｣
呆れながらパソコンの電源を落とす。
少し約束に遅れはするが、駅まで付き添って別れた後Aさんの方に向かおう。そっちの方が合理的だ。
俺は立ち上がり、職員室の電気を消した。ヒヨコの様にひょこひょこついて来る二人に溜息をつき、無駄にデカい校門を潜った。そしてふと、校門の側に壁に寄り掛かって立っていた人に目を向ける。
A『...あ、こんばんは』
...なんで、
相澤｢なんでいるんですか...｣
相澤消太。作戦失敗！
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綾瀬凛利(プロフ) - 金木犀さん» わわわわ久しぶりに開いたらコメントが来てた...返信遅れてごめんなさい。ありがとうございます！楽しんで頂けたなら光栄です！ちょくちょくですが更新をしていきますのでこれからもよろしくおねがいします！ (2022年2月11日 0時) (
レス) id: a1fcb849ff (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。素敵な投稿ありがとうございます (2022年1月19日 23時) (レス) @page43 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - ナビィさん» ゾーン！！？ちょっ、見て来ます(( (2021年4月6日 18時) (レス) id: a1fcb849ff (このIDを非表示/違反報告)
ナビィ(プロフ) - 綾瀬凛利さん» 注目順で上から見てると綾瀬凜利さんの作品並んでるゾーンあるんでそこでですよー。素敵でした！ (2021年4月6日 16時) (レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬凛利(プロフ) - ナビィさん» コメントありがとうございます！ドラマとかシんだ後ホンッッット回想シーンとか出てこないで欲しい。リビングが洪水する(大事件) てか見つけるの大変なのに結構見てるのスゴイですね、ありがとうございますっっ(土下座) (2021年4月5日 23時) (レス) id: a1fcb849ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾瀬凛利 x他2人 | 作成日時：2020年12月7日 17時
