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No.8 二人の関係性 ページ8

ASide

A『先生、一回落ち着こう?ね?』

あれから数分、相澤先生に連れられ色々な所を探し周り今は駅の前の茂みにいた。膝を抱え「ぜぇ...はぁ...」と息をする相澤先生の前にしゃがみ両肩に手を着きながら何時もと変わらぬ笑顔で言う。

相澤「...その笑顔嫌いだから無理」

A『え、じゃあどんな笑顔すれば良いんですか』

ちらりと視線を向ける相澤先生に真顔で問う。この笑顔駄目ならどの笑顔作れば良いんだよ。

相澤「作り笑いは嫌いって言ってるんだよ」

A『作り笑いじゃないですよ』

相澤「嘘だ」

A『本当ですって。逆に何処を見たら嘘だと思うんですか』

一瞬背筋がぞくっとしたがそれを顔に出さずに問う。心から笑えることなんてない。よっぽと嬉しかったぐらいしか。それに、相澤先生が嘘だなんて知る由も無いじゃないか。

するとキッと俺を睨みつける相澤先生。するとふて腐れた様な声で言った。

相澤「じゃあなんでずっと鏡の前で笑う練習してるんだよ」

ぴくりと肩を震わせる。いやなんでバレてんだよ。やってるの深夜だぞ?深夜3時だぞ?

A『なんで知ってるんですか』

相澤「見に行って来た」

!?

A『どうやって―――』

相澤「憂さんが記憶移してくれたんだよ。入学前は笑い方の練習して、中学の時は虐められて、自傷行為もしてたし、自らロープに首を掛けているのも見て来た。その後担任にも叩かれてたな。「自分の評価が下がる」って」

A『めっちゃ知ってるじゃん...』

スラスラと頭の中を流れていく相澤先生の言葉を聞いて溜息をつく。なんで母さんはこんなに教えてしまったんだ?同情を買うため?けれど同情なんかいらないことを母さんは一番良く知っているだろう。

相澤「で、担任と虐めてる奴らどうしたんだ?ちゃんと告発したか?」

急に食いついて来る相澤先生を見ながらボリボリと頭を掻く。

...面倒臭い。

A『誰にも言ってませんけど』

相澤「言わないと駄目だろなんで言わない」

...そんなの、決まってる。

A『...言える人がいないから』

.

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設定キーワード:ヒロアカ , 男主 , 相澤消太   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:綾瀬凛利 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/967b7fcd0b3/  
作成日時:2020年4月16日 20時

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