No.48 親子喧嘩 ページ48
ASide
A『あ"ーもう帰りましょ！！血は後でコップ一杯分絞るから！！嫌いな奴の噛むよりはマシでしょ！？』
相澤｢なんで俺がお前のこと嫌いだと思ってるんだ｣
そう言うと直ぐに問う相澤先生。
...時間、ヤバいのに。
A『口調と態度。主に暴言で攻撃されてます。他の生徒には全然チョップしないのに俺だけポコポコ頭叩かれる。さっき刺されたのに助けてくれなかった』
相澤｢それでもするべき対処はしている筈だ。それに第一お前のことは嫌ってない｣
A『じゃあなんでそんな暴言吐くんですか』
相澤｢強く言わないとお前聞かないだろ｣
A『ほら今さりげなく馬鹿にした。そこが嫌なんですよ。それに強く言われなくても一応聞いてますよ。怒られてる時もちゃんと反省してる。皆馬鹿にするけど本当なんです。ちゃんと人の心だって持ってるんですよ！』
相澤｢お前が言う皆って誰だよ。お前が本音を吐く相手なんて見たことない｣
A『っ...』
確かに、相澤先生の周りの人には相談したことは無い。
俺が相談するとしたら本当に信用出来て、心の支えになっている人だけ。けど、相談したら離れていった。だから、相澤先生が知っている人の中で俺が言っている皆はいない。
―――言葉が、通らない。伝わらない。
A『流石に相澤先生の耳に入るまでボロボロ自分の悩み事落としませんよ！！』
相澤｢それなら相談してる人がいるなら教えろよ。そしたらもう追求しない｣
A『そんなの知って得しないでしょ？てかそんな条件俺が納得出来ない！』
相澤｢条件じゃない！！ただお前が本音を喋れる人がいるか確認してるだけだ！｣
A『また飛び降りたら大変ですもんね！？相澤先生どころか、学校自体の評価が下がってどんどん人気が無くなっていく。ただでさえUSJ、林間合宿、敵(ヴィラン)の子の俺の話で評価下がって来てるのに！！知ってますよそれぐらい。前の先生もそう言って俺のことを叩いてましたもん』
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作者名：綾瀬凛利 x他1人 | 作成日時：2020年4月16日 20時
