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コンコン、ノックが聞こえた。
「誰だい？」
「広津です。」
ノックの主は広津であった。どうぞ、と招き入れると彼は一礼して入室した。
「今日はエリス様を追いかけていらっしゃらないのですね」
「好きで追いかけている訳じゃないよ、好きだけど。」
「好きなのですね。」
余計なお世話だよ、という言葉を飲み込む。私はイライラしているのだろうか、いつもなら考えない様な言葉を考えてしまった。４０にもなって大人気ない、というか広津さんに申し訳ない。
「Aさんが、随分気落ちされていた様ですが………」
「………彼女は少し休暇を取るそうだよ。」
「…そうでございますか、残念ですね、彼女の淹れたコーヒーが飲めなくなってしまうのは。」
「………そうだねぇ…」
広津さんがここに来た理由はわかっている。本当はAちゃんの事が心配で、私に問いただしたい事がいくつもあるはずだ。
それを言わないのは、まあ、立場のこともあるけれど………
「首領、今日はお休みになられますか？」
「広津さんもA君みたいな事を言うね。私そんなに疲れてる顔してるかな」
「………はい、相当お疲れなのでは無いですか？」
「そうだねぇ………」
広津さんの優しさをしみじみと感じながら、ふと、窓をの外を見てみると、雨が降り始めていた。
彼女と出会ったのは１４年前のあの日、あの雨の日の事だった。
AA、本名はわからないが、コードネームはゼロ。
彼女は、政府お膝元の実験施設出身の暗殺訓練を受けた兵士だった。
実験施設は対戦末期、政府の勝利が確実となった頃に切り捨てられた。理由は一つ、非合法的な実験を行なっており、表沙汰になるとまずいから、政府は実験施設を壊滅対象に加えた。
勿論、実験施設で生まれた兵士も壊滅対象だ。しかし、施設の院長ら最後まで悪足掻きをし、兵士を盾に実験施設を守ろうとした。
マッドサイエンティストだった彼にとって人体実験は命よりも大切なものだったらしい。
また、実験で生まれた兵士のほとんどは１５歳以下の少年少女、３０名だ。
Aちゃんはその一人、『部隊長』ゼロであった。
いくら兵士といえど、少年少女。その他にも職員が加わっても、政府の武力の前にはチリにも等しく、結果を言ってしまうと、部隊の部隊員は大半が死亡、また散り散りになった。
最後の砦として院長のボディーガードで側に置かれていたのがAちゃんだった。
彼女は政府の兵士を１００人葬り、五剣の1人を殺害、また、福沢諭吉によって深手を負わされた後も生き延びた、伝説の兵士だ。
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だるま - 坂竹会長さん» 毎回ありがとうございます！ストーカーだなんて、全然気にしてませんし、むしろ助かっています。本当にありがとうございます、紙、があっています。お手数お掛けしました。 (2019年5月8日 20時) (
レス) id: 64290f9481 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 14.ページ31、髪になっていますが、紙ではないのでしょうか？紙を破ろうとしているシーンです。後、なんか…そろそろしつこすぎなストーカー感が滲みでてますがすみません(笑)ちょうど2度見してて気づきました。 失礼しました・д#;; (2019年5月5日 15時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒だるま - 坂竹会長さん» ごめんなさい分かりません…ネットに疎いもので…こちらでも努力します。コメント蘭ですので、私への返信は結構です。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: 82922559a0 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 外部コンテンツを表示というところでしょうか………??すみません！！本当にポンコツで……。機種の問題もあるのでしょうか…??((今3DSでコメうっているのですが…(((殴蹴すみません……！みれなかったらしょうがないので、、、すみません！！ (2019年1月9日 6時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒だるま - 坂竹会長さん» 表示というところを押すと見れます。説明不足ですみません (2019年1月9日 1時) (レス) id: 2fc730875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒だるま | 作成日時：2018年11月2日 12時
