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西条が弱いのではない、Aが強いのだ。周りには男達もの死体がゴロゴロと転がっている。大体の死体が脳天を撃ち抜かれていて、白目を剥いている。
嗅ぎ慣れた血の匂いだが、笑いながら西条を着々と追い詰めるAに、俺は目眩を感じた。
違う。
そこにいるのは俺の知っているあの、温厚で何処か可愛らしいあのAでは無かった。
パンッ!
銃弾が西条の銃を弾き飛ばし、Aはつかさず動きを奪った。
床に組み伏せ、逃げ道を無くす。私には俺たちもいる、逃げ道は完全に無いが、Aの手によってそれが確実なものとなった。
「畜生が!!クソビッチの淫乱メイドが!!森の上で腰でも振ってやがれっ!っ!!あああ!!いてぇ!やりあがったなクソが!!」
「もう一度言ってみろよ、次は手前のナニを包丁で細切れにしてやる。」
べきっと指があらぬ方向に曲がっている。西条は冷や汗が止まらない様で、歯をガチガチやっている。
「中也様………」
「………」
「中原幹部。」
ハっと(A)を呼ばれた方を向く。Aが俺を呼んでいた。
「中原幹部……ご迷惑をお掛けしました。私はこの通り無事なので、後は何なりと処罰をと首領に………」
深々と頭を下げる下着姿のA。
レースのガーターとソックスがなんとも言えないなぁ、はー、あー
現実逃避は数秒間。俺はAの豹変ぶりに驚きすぎて言葉も出なかった。
もう一度意識を覚醒させて、なんとか落ち着く。
「と、とにかく、無事だったなら何より………だ。今回のことは俺の不注意でもあった…詫びさせてくれ。」
あとは首領から………とAに車に乗る様に促す。
車の中でも、余りにもギャップが凄すぎて、俺はまだ浮世に居るみたいなショックを受けていた。
首領は知ってたのかもしれない、Aが手練れだという事を。
そんな事を考えているとAは泣きそうな顔をしていた。
「久し振りに、銃を撃ちました……もう、人は殺さないって決めたのに…約束結局守れませんでした。メイド失格ですね………」
「いや、あ………お前は良くやったよ。」
「………ありがとうございます…」
Aの瞳は生き生きとして、メイドをしている時よりも楽しそうだと感じた。しかし、本人からも分かるように、悲しみも含まれている様だ。
その顔は、少し太宰に似ている。
だが、太宰とは違うベクトルで暗い目をしている。何か、諦めている様な、泣きそうな。
そんな、顔をしていた。
見ていられない、今はかける言葉も見当たらない。俺は目をそらした。
「森先生………」
Aがポツリと呟いた。
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だるま - 坂竹会長さん» 毎回ありがとうございます!ストーカーだなんて、全然気にしてませんし、むしろ助かっています。本当にありがとうございます、紙、があっています。お手数お掛けしました。 (2019年5月8日 20時) (レス) id: 64290f9481 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 14.ページ31、髪になっていますが、紙ではないのでしょうか?紙を破ろうとしているシーンです。後、なんか…そろそろしつこすぎなストーカー感が滲みでてますがすみません(笑)ちょうど2度見してて気づきました。 失礼しました・д#;; (2019年5月5日 15時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒だるま - 坂竹会長さん» ごめんなさい分かりません…ネットに疎いもので…こちらでも努力します。コメント蘭ですので、私への返信は結構です。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: 82922559a0 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 外部コンテンツを表示というところでしょうか………??すみません!!本当にポンコツで……。機種の問題もあるのでしょうか…??((今3DSでコメうっているのですが…(((殴蹴すみません……!みれなかったらしょうがないので、、、すみません!! (2019年1月9日 6時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒だるま - 坂竹会長さん» 表示というところを押すと見れます。説明不足ですみません (2019年1月9日 1時) (レス) id: 2fc730875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒だるま | 作成日時:2018年11月2日 12時