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_____JK
JK「よろしくね、ヌナ」
「よろしく」
ヌナといたメイク室を出て、僕は食堂に向かった。
反対方向へ行くヌナを見ることなく。
この気持ちは宿らせたらいけない感情だったんだ
僕はアイドルで、ヌナは世界に通用する人
もしかしたら、ビックカップル〜なんて
言われてたかもしれないけど
もし僕達が付き合ったとして
ヌナが危害を加えられたら嫌なんだ、。
ごめんね、ヌナ
宣言したのに、できなくて
でも僕はヌナを"今は"諦めただけで、
好きでは居る。密かにね。
だってどう足掻いたって、ヌナのこと好きすぎて
嫌いになんてなれないし。
.
元の席へゆっくり座ると、
JN「あれ、Aは?」
JK「会場の方に行きましたよ。」
TH「なんで?昼ごはん食べに来てたくない?」
JK「なんか取りに戻ったんじゃないですかね?さ、いっただっきまーす」
NJ「ふーん」
YG「...?」
それに、ヌナの活躍を僕が邪魔するわけにはいかないし
好きだから突き放す、か
なんか恋愛漫画でありがちだけど。
ヌナの為でもあるし、自分の為でもあるから。
今は精一杯頑張って、いつか
ヌナの心を撃ち抜くようにかっこいい男にならなきゃ
それまで待っててねヌナ、
.
.
※次話は、↑から半年後のお話です。
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作者名:ビン | 作成日時:2020年7月30日 14時