今日:17 hit、昨日:15 hit、合計:103,810 hit
小｜中｜大
１４ ページ14
.
「拓弥くん…？」
『なに？』
冷たい声にびくりと肩が震える。
沈黙が続き居づらさを感じた。
『とりあえず服着て』
「あ、そうだね」
言われた通りにいそいそと着ていると、
また拓弥くんが話し出す。
『昨日の夜のこと何にも覚えてないんだよね？』
「うん。お酒飲んだとこまでかな」
『俺に何を言ったのかも？』
「覚えてません」
『そう…』
また、沈黙。
「あ、あのさ！」
『なに？』
「怒って…る？」
『別に』
「…じゃあこっち向いて？
私が昨日拓弥くんになんて言ったか教えて」
そう言うと拓弥くんは私の方に体を向けた。
気まずいのか目をそらしながら話し出した。
『…昨日、お前は俺に好きだって言った』
「え？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涼
| 作成日時：2016年2月11日 14時
