【黒子のバスケ】マイペース男子とキセキの世代

14話 ページ21

じーっと寝顔を眺めていると、ゆっくり目を開き数回瞬きをして彼は起き上がった。

「あ、おはようございます。大丈夫ですか？」

とりあえず挨拶してみる。

「・・・誰だ？」

怪訝な顔で返された。解せぬ。
まぁ初対面だし警戒するのも無理はないよな。

「んと、俺の名前は白石Aです。中3。アンタは？」

あ、アンタって言っちゃった。ま、いいや。

「俺は宮地清志。高二。っていうかここどこだ？確か俺、部活の途中で具合悪くなって早退したはずなんだけど・・・」

「あぁ、えっと宮地さん？は俺の家の前に倒れてて、熱あったからとりあえず家に上げました」

「まじか。すまねぇ。途中で吐き気がして視界真っ暗になった後の記憶がねぇんだ」

えええ宮地さん大丈夫かよどんだけ具合悪かったのやばくね？

あ、そういえば。

「おかゆありますけど食います？」

「いや、流石にそこまでしてもらわなくても」

「ていうか宮地さんの為に作ったんですよ。食ってくれませんか？」

苦笑いして言ってみる。

「・・・じゃあ、貰うわ。わりぃな。白石」

「いえ、俺が勝手に作っただけですし。あ、それと」

「何だ？」

「俺の名前好きに呼んでいいですよ」

「だったら俺も好きに呼んでいいぞ。タメでいいし」

え、いいの？やったね！じゃあ―――

「みゃーじさんとかは？」

「それは却下な。それとキメ顔うぜぇ」

ﾃﾞｽﾖﾈｰ｡すごい黒い笑みで断られた。

「じゃーキヨにぃで」

「！？」

「え、どした」

なんか顔真っ赤なんだけど大丈夫か。熱でもあるんじゃ――

「って、キヨにぃ熱あったじゃん！」

こんな話してる場合じゃねぇだろじぶんんんんんん！

「とりあえず寝てて！おかゆとってくるから！」

キヨにぃを(無理矢理)寝かせて俺はキッチンへ走った。

*********

とりあえずきりのいいところでぶったぎる。

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ラッキーカラー

あずきいろ

おは朝のラッキーアイテム！今日はこれだ！

バニラシェイク

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