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あれから私は1人で過ごすようになった
昼休みも図書館や進路指導室に行って勉強したり、大学の見直しをしている

要するに………逃げたんだ


「なー、A」

『何ー?』

「お前さ、緑間達と何かあったの?」

『え』

パッと顔を上げた

「いやだって、あんなにずっと一緒にいたのに急に関わらなくなっただろ?流石に分かるぞ」

『だよね…』

「緑間達っていうか、緑間とか」

『まぁ…ちょっと喧嘩を……』

「へぇー……それと関係するか知らねぇけどさ、飯ぐらいちゃんと食えよ」

『へ?』

「俺から見ても分かるぐらい痩せてんぞ?顔色も悪いし」

『ありがとう、大久保…』

「だから大倉!!!元気ないのに何でそこは継続してボケるんだよ!!」

『wwwww』

久しぶりに笑った気がする
そんな私の様子に大倉くんも少し安心したようだった




でも、私は自分が思っている以上にずっと堪えていた…




.


いつも通りマネージャー業をこなしていると、

「先輩、すみません」

『ん?どうかした?』

「突き指した所のテーピングを巻き直したくて…」

『テーピングね!じゃあここ座って?』

救急箱を持ってきてテーピングを取り出す
私も手当てができるように沢山学んだ
今では1人である程度の応急処置はできるようになった

『痛かったらすぐに言ってね』

相手の目の前にしゃがみこみ、丁寧にテーピングを巻き直していく

「先輩」

『ん?もしかして痛かった?』

「あ、いえ、痛くはないんですが……その、」

『?』

何か言いづらそうに言葉につまる後輩を見つめ首を傾げた

「緑間先輩と喧嘩したんですか?」

『……』

正直、わざわざ聞かないで知らないフリしていてくれると有難かったんだけど…
心の中でそう呟いたが、仕方ない

『まぁ、ね』

「っ、す、すみません…」

『ううん、私が悪いからさ…気にしないで?』

「緑間先輩、あんなに先輩の事大事にしてたのに…」

後輩の目にさえそう見える程、緑間くんは私の事を大事にしてくれていたのに…

『ふふっ、ありがとう、そう言ってくれて…はい!出来たよ!』

「あっ、ありがとうございます!」

テーピングを巻き終えたその時、



緑「おい」



「『っ!』」


振り返るとそこに緑間くんが立っていた


緑「無駄話をするくらいなら帰れ」


その目つきは鋭く私達二人を貫いた

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設定タグ:黒子のバスケ , 緑間真太郎 , 秀徳   
作品ジャンル:アニメ
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肉巻きおにぎり(プロフ) - 夜遅くにコメント申し訳ありません、ずっと更新楽しみにしてたので、めちゃくちゃに嬉しかったです!どうかこれからも、体調に気をつけてゆっくり更新頑張ってください、本当に楽しみにしてます! (2023年2月7日 1時) (レス) id: 26e00175be (このIDを非表示/違反報告)
柚奈原(プロフ) - このお話凄く好きです!!どうか、更新してほしいです (2022年2月27日 6時) (レス) id: 8b030105a8 (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - 自分新規ですけど、このお話すごく好きです!2人が仲直りしてほしいので、更新して欲しいです… (2021年9月19日 15時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
限界突破済みヲタク(プロフ) - 超面白い、面白すぎる、、どうか、どうか更新をお願いします…! (2021年9月18日 11時) (レス) id: ec647ac5eb (このIDを非表示/違反報告)
畑ケケ(プロフ) - もう、更新の予定はありませんか? (2021年7月23日 11時) (レス) id: 94b0c6b701 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めんたいこ。 | 作成日時:2020年5月14日 21時

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