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『私には、お姉ちゃんみたいにみんなをサポートする力はないし、桃井ちゃんみたいな情報収集もできません。マネージャーとして、当たり前のことをこなす事しか…。先輩達も次の大会に向けて前に進んでるのに、私だけ何も変わってなくて…みんなの為に何かしたくても何も出来ない事が……悔し、くて…っ』
ずっと溜め込んでいたことを詰まりながらも最後まで話した。
最後になるにつれて涙で目の前が滲む。そんな姿を見られたくなくて俯いた。
そんなことしても無駄だって分かっていても…
宮｢はぁ……お前なぁ…｣
宮地先輩は呆れたように溜息をつき、頭を掻いた。
やっぱり…今更こんな悩みを言われても迷惑なだけだった。
私は1人後悔して唇を噛み締めた。
宮｢俺達がいつお前にそんな事しろなんて言ったよ｣
『えっ？』
宮｢お前が何も出来ない？アホなこと言ってんじゃねぇよ、お前は十分やってるだろうが、轢くぞ｣
私はキョトンと先輩を見つめた。今日は何かと理解するのに時間がかかってしまう。
それほど予想外の返事だったからだ。
宮｢お前がマネージャーとしてちゃんとやってくれてるおかげでうちの1年の練習時間が増えて、1年のレベルが上がってきてる。それだけじゃねぇ、大坪も言ってたぞ？Aがよく動いてくれるおかげで練習に集中できるってな。あいつはキャプテンだから負担も大きい、それをお前が軽くしてやってんだぞ｣
開いた口が塞がらないとはこの事だ。
初めて聞いた事ばかりで私は驚くしか無かった。
宮｢そりゃあ、他校のマネージャーみてぇに情報収集やらサポートが出来ればありがてぇけどよ……俺達にとっては少しでも練習時間を作ってくれる方が嬉しいんだよ｣
そう言いながら先輩は私の指の手当てを始めた。
宮｢情報収集は他の奴らがやってくれてるし、自分の事は自分が1番分かってんだ、そこまでして貰わなくていい。つーか、秀徳でマネージャーの仕事をきっちりこなしてるだけで十分だっつーの！当たり前の事を当たり前にやれるなんて、簡単そうで難しいんだよ。それをお前はちゃんとやってる、それだけで俺達は感謝してるんだよ、分かったか！というか分かれ！パイナップル投げんぞ！｣
『……っ、』
さっきとは違う涙が溢れてきた。私は俯いたまま小さく何度も頷いた、声を出してしまえば泣いてる事がバレてしまう。いや、既にバレているとは思うがプライドが許さなかった。
私の最後の強がりだ。
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ワダ(プロフ) - 雪泉さん» 夢主ちゃんと高緑の絡みがほんとに好きです笑更新楽しみにしてます！ (2020年3月25日 4時) (
レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - ワダさん» コメントありがとうございます！本当ですか！？ありがとうございます！もう自己満のお話で読み手の皆様ガン無視の内容になりつつありますがどうか緩ーく読んでいただけると嬉しいです！更新頑張ます！！ (2020年3月24日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
ワダ(プロフ) - 声出して笑う場面沢山あって読んでいてとても面白いです笑更新頑張ってください！ (2020年3月24日 13時) (レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪泉 | 作成日時：2020年3月21日 17時
